がん保険のメインの保障!がん診断一時金の評価条件
・更新日:2019年2月2日 ・公開日:2017年8月3日
がん保険で最も重要な保障が、がんと診断されたときの一時金です。
がん診断一時金は、がんと診断を受けた時点で100~300万円程度のまとまった給付を受けることができます。
その後のがん治療に備える大切な給付金です。
がん診断一時金保障は、がん保険によって主契約であるか特約であるかは異なりますが、ほぼすべてのがん保険についています。
どのように比較していくのか
がん診断一時金ですが、がん保険ごとに保障内容の細かい点で違いがあります。
特に違いが出やすいのは、2回目の給付条件と、上皮内新生物(初期がん)への保障です。
そこで、診断一時金保障で違いが出やすい点について、次の5つの項目に分けて点数を付けました。
各項目5点で、25点満点となっています。
- 通算回数
- 給付限度
- 1回目の条件
- 2回目以降の条件
- 上皮内新生物
通算回数
通算回数は、保険期間を通じて何回まで給付が受けられるのかという点です。
ランク | 点数 | 適用条件 |
---|---|---|
S | 5点 | 通算回数:保険期間内で何度でも 給付金額:2回目以降も同額 |
A | 4点 | 通算回数:保険期間内で回数制限あり 給付金額:2回目以降も同額 |
B | 3点 | 通算回数:保険期間内で何度でも 給付金額:2回目以降金額減少 |
C | 2点 | 通算回数:保険期間内で回数制限あり 給付金額:2回目以降金額減少 |
D | 1点 | 初回のみ |
給付限度
給付限度は、複数回給付が受けられるものについて、どのくらいのスパンで受け取ることができるのかという点です。
ランク | 点数 | 適用条件 |
---|---|---|
S | 5点 | 1年に1回を限度 |
A | 4点 | 2年に1回を限度 |
B | 3点 | 3年に1回を限度 |
D | 1点 | 初回のみ |
1回目の条件
1回目の条件は、初回の給付を受けるための条件です。
ランク | 点数 | 適用条件 |
---|---|---|
S | 5点 | 初めてがんと診断確定されたとき |
B | 3点 | 初めてがんと診断確定され入院を開始したとき |
2回目以降の条件
2回目以降の条件は、一度給付を受けた後、2回目以降の給付を受けるための条件です。
ランク | 点数 | 適用条件 |
---|---|---|
S | 5点 | がんの治療を目的として入院・通院をしたとき |
A | 4点 | 所定の手術・放射線治療・抗がん剤治療を受けたとき |
B | 3点 | 再発・移転・別のがんの診断確定時 |
C | 2点 | がんの治療を目的として入院を開始したとき |
D | 1点 | 新たながんと診断確定した後の入院開始 |
上皮内新生物
上皮内新生物は、上皮内新生物(初期がん)の保障のされ方です。
がん一時金特約は、医療保険ごとに上皮内新生物が対象となるかどうか、なる場合でも金額や給付回数が異なります。
そのため、それらを6段階に区分けしました。
ランク | 点数 | 給付金額 | 通算回数 |
---|---|---|---|
S | 5点 | 悪性新生物と同額 | 悪性新生物と同回数 |
A | 4点 | 悪性新生物の50%以上 | |
B | 3点 | 悪性新生物と同額 | 初回のみ |
C | 2点 | 悪性新生物の50%以上 | |
D | 1点 | 悪性新生物の10%~49% | 悪性新生物と同回数 |
E | 0点 | 初回のみ |
ランキング結果の「+」や「-」表記について
ランキング表内で「+」や「-」を付けているものがあります。
これは、保障内容がランキング基準よりも少しだけ良かったり、少しだけ悪かったりする場合に記載しています。
また、その理由は表内の「適用条件」に記載しています。
ランキング結果早見表
では、ランキング結果を発表していきます。
なお、同順位のものについては2回目の給付条件が良い方を上位とし、2回目の給付条件が同じ場合には保険会社名を50音順で並べています。
- 1位 FWD富士生命『新がんベスト・ゴールドα』
- 2位 メットライフ生命『ガードエックス』
- 3位 朝日生命『スマイルセブンα』
- 4位 SBI損保『SBI損保のがん保険』
- 4位 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命『勇気のお守り』
- 6位 メディケア生命『メディフィットPlus』
- 7位 セコム損保『MEDCOM(メディコム)』
- 8位 チューリッヒ生命『終身ガン治療保険プレミアム』
- 8位 三井住友海上あいおい生命『新ガン保険α』
- 10位 JA共済『がん共済』
- 11位 東京海上日動あんしん生命『がん治療支援保険NEO』
- 11位 マニュライフ生命『こだわりガン保険』
- 13位 オリックス生命『Believe[ビリーブ]』
- 14位 楽天生命『楽天生命ガン診断プラス』
- 15位 アフラック『新生きるためのがん保険Days』
- 16位 アクサダイレクト生命『アクサダイレクトのがん終身』
- 17位 ライフネット生命『ダブルエール』
- 18位 全労災『がん保障プラス』
- 19位 かんぽ生命『Days JPオリジナルプラン』
がん保険の目玉!「がん診断一時金保障」ランキング!
23点/25点
評価項目 | 評価 | 適用条件 |
---|---|---|
通算回数 |
S 5点 |
通算回数:保険期間内で何度でも 給付金額:2回目以降も同額 |
給付限度 | A 4点 |
2年に1回を限度 |
1回目の条件 | S 5点 |
初めてがんと診断確定されたとき |
2回目以降の条件 | S 5点 |
がんの治療を目的として入院・通院をしたとき |
上皮内新生物 | A 4点 |
給付金額:悪性新生物の50% 通算回数:悪性新生物と同じ |
22.25点/25点
評価項目 | 評価 | 適用条件 |
---|---|---|
通算回数 |
A 4点 |
通算回数:保険期間内で回数制限あり(5回) 給付金額:2回目以降も同額 |
給付限度 | S 5点 |
1年に1回を限度 |
1回目の条件 | S 5点 |
初めてがんと診断確定されたとき |
2回目以降の条件 | A+ 4.25点 |
所定の手術・放射線治療・抗がん剤治療を受けたとき 「最上位の進行度を示す病期」と診断され、その日以後に入院または通院したとき |
上皮内新生物 | A 4点 |
給付金額:悪性新生物の半分 通算回数:悪性新生物と同じ |
ガードエックスでは、がん診断時の一時金は初回のみとなっており、複数回のまとまった給付は治療給付金が担っている。(今回は2つ分をあわせて記載。)
治療給付金では、1年に一度、所定の治療を条件に給付が受けられるため、入院・通院に関係なく給付が受けられる。
(「最上位の進行度を示す病期」でも給付が受けられる点は、他のがん保険ではマニュライフ生命でしか見られない条件。)
回数は5回までと制限されているが、5回以上もらうことはかなり稀だろうからさほど心配はいらない。
ただ、上皮内新生物は金額が悪性新生物の50%となってしまう点は残念。
22.25点/25点
評価項目 | 評価 | 適用条件 |
---|---|---|
通算回数 |
S 5点 |
通算回数:保険期間内で何度でも 給付金額:2回目以降も同額 |
給付限度 | A 4点 |
2年に1回を限度 |
1回目の条件 | S 5点 |
初めてがんと診断確定されたとき |
2回目以降の条件 | B+ 3.25点 |
再発・移転・別のがんの診断確定時 前回給付対象のがんの入院開始・入院継続中 |
上皮内新生物 | S 5点 |
給付金額:悪性新生物と同じ 通算回数:悪性新生物と同じ |
給付は2年に一度となるが、2回目以降の給付条件が診断確定となっており条件としては良い方となっている。
(なお、イラストで示した通り、継続入院や新たな入院開始も対象となる。)
また、上皮内新生物も同額・同回数保障となっており安心感がある。
この保険も、メディフィットPlusと同様に厳密にはがん保険ではなく、がんを含む七大疾病に対して一時金を給付する保険となっている。
ただ、がんに対しての給付条件が最も良いため、実際にはがん保険+αというような感じで使うことが想定される。
22点/25点
評価項目 | 評価 | 適用条件 |
---|---|---|
通算回数 |
S 5点 |
通算回数:保険期間内で何度でも 給付金額:2回目以降も同額 |
給付限度 | A 4点 |
2年に1回を限度 |
1回目の条件 | S 5点 |
初めてがんと診断確定されたとき |
2回目以降の条件 | B 3点 |
再発・移転・別のがんの診断確定時 |
上皮内新生物 | S 5点 |
給付金額:悪性新生物と同じ 通算回数:悪性新生物と同じ |
悪性新生物については、2年に一度複数回の給付を受けることができ、2回目以降の給付は診断確定が条件となっており、条件はやや良い方。
また、上皮内新生物でも同額・同回数の保障となっており安心感がある。
なお、このがん保険は損害保険会社の実費補償型のがん保険となっている。
メインの保障は入院・通院時の実費補償であり、診断一時金を付けないでの契約も可能。
また、5年更新の定期保険。
22点/25点
評価項目 | 評価 | 適用条件 |
---|---|---|
通算回数 |
S 5点 |
通算回数:保険期間内で何度でも 給付金額:2回目以降も同額 |
給付限度 | A 4点 |
2年に1回を限度 |
1回目の条件 | S 5点 |
初めてがんと診断確定されたとき |
2回目以降の条件 | B 3点 |
再発・移転・別のがんの診断確定時 |
上皮内新生物 | S 5点 |
給付金額:悪性新生物と同じ 通算回数:悪性新生物と同じ |
給付は2年に一度となるが、2回目以降の給付条件が診断確定となっており、条件としては良い方。
また、上皮内新生物でも同額の給付が受けられる。
同様の条件のがん診断一時金給付条件を持つがん保険がいくつかあるが、この条件となっている診断一時金は安心できる。
ひまわり生命は、医療保険のがん診断一時金特約だと上皮内新生物が保障対象にならないのに、がん保険では保障対象となっている。
がん保険で保障対象になるのは良いことだが、できれば医療保険でも保障対象になってくれれば、がんへの備えとして使いやすいのになと感じる。
22点/25点
評価項目 | 評価 | 適用条件 |
---|---|---|
通算回数 |
S 5点 |
通算回数:保険期間内で何度でも 給付金額:2回目以降も同額 |
給付限度 | S 5点 |
1年に1回を限度 |
1回目の条件 | S 5点 |
初めてがんと診断確定されたとき |
2回目以降の条件 | C 2点 |
がんの治療を目的として入院を開始したとき |
上皮内新生物 | S 5点 |
給付金額:悪性新生物と同じ 通算回数:悪性新生物と同じ |
給付を1年に一度受けることができ、また上皮内新生物でも金額や回数が変わらないという点はとても良い。
2回目以降の給付条件は「入院開始」となるが、1年に1回給付が受けられることを考えると、この場合は「診断確定」よりも適した条件であるともいえる。
なお、この保険は厳密にはがん保険ではなく、がんを含む8疾病への一時金給付を主契約とする保険。
ただ、がんに対しての給付条件が最も優れているため、がん保険の代わりとしても使うことができる。
給付条件はとても良いが、保障対象となる疾病が多い分、他のがん保険に比べると保険料がやや高めとなるのがデメリット。
21点/25点
評価項目 | 評価 | 適用条件 |
---|---|---|
通算回数 |
S 5点 |
通算回数:保険期間内で何度でも 給付金額:2回目以降も同額 |
給付限度 | B 3点 |
3年に1回を限度 |
1回目の条件 | S 5点 |
初めてがんと診断確定されたとき |
2回目以降の条件 | B 3点 |
再発・移転・別のがんの診断確定時 |
上皮内新生物 | S 5点 |
給付金額:悪性新生物と同じ 通算回数:悪性新生物と同じ |
悪性新生物の2回目以降の条件が診断確定時となっている点は条件としてやや良い。
また、上皮内新生物でも給付金額・回数が変わらない点も安心感がある。
ただ、悪性新生物の2回目以降の給付が3年に一度となっており、他の一般的ながん保険より1年長くなっている。
身内にがん患者がいたから分かるが、がん患者にとっての3年はあまりにも長いため、この点はデメリット。
なおこの保険は、「SBI損保のがん保険」と同様、損害保険会社の実費補償タイプの5年更新のがん保険。
ただし、こちらは診断一時金も主契約に含まれており、外して加入することはできない。
21点/25点
評価項目 | 評価 | 適用条件 |
---|---|---|
通算回数 |
S 5点 |
通算回数:保険期間内で何度でも 給付金額:2回目以降も同額 |
給付限度 | A 4点 |
2年に1回を限度 |
1回目の条件 | S 5点 |
初めてがんと診断確定されたとき |
2回目以降の条件 | C 2点 |
がんの治療を目的として入院を開始したとき |
上皮内新生物 | S 5点 |
給付金額:悪性新生物と同じ 通算回数:悪性新生物と同じ |
2年おきに通算回数無制限で給付を受けることができ、上皮内新生物でも給付金額・給付回数が悪性新生物と同じという点はメリット。
ただし、2回目の給付条件が入院の開始となっており、条件としてはやや厳しめな方(とはいっても、がん保険では平均的な条件。)
終身ガン治療保険プレミアムは、放射線治療や抗がん剤治療での治療給付のみを主契約とするがん保険であるため、がん診断時の一時金は特約保障となっている。
メインが治療給付であることを考えれば、診断一時金で上皮内新生物に対しての給付も同条件であるのは充分良い方だと言えよう。
21点/25点
評価項目 | 評価 | 適用条件 |
---|---|---|
通算回数 |
S 5点 |
通算回数:保険期間内で何度でも 給付金額:2回目以降も同額 |
給付限度 | A 4点 |
2年に1回を限度 |
1回目の条件 | S 5点 |
初めてがんと診断確定されたとき |
2回目以降の条件 | C 2点 |
がんの治療を目的として入院を開始したとき |
上皮内新生物 | S 5点 |
給付金額:悪性新生物と同じ 通算回数:悪性新生物と同じ |
上皮内新生物でも給付額・給付回数が悪性新生物と変わらないのは良い点。
給付は2年ごとに受けられ、保険期間で通算無制限となっている等、保障内容としては平均的な内容。
2回目以降の給付条件は、入院の開始となっておりやや良くない。
なお、この保険は入院給付と手術給付が主契約となっており、診断一時金は特約となっているというちょっと変わった仕組み。
20.75点/25点
評価項目 | 評価 | 適用条件 |
---|---|---|
通算回数 |
B 3点 |
通算回数:保険期間内で何度でも 給付金額:2回目以降は50%(治療共済金) |
給付限度 | S 5点 |
1年に1回を限度 |
1回目の条件 | S 5点 |
初めてがんと診断確定されたとき |
2回目以降の条件 | B- 2.75点 |
治療を目的として入院したとき 所定の手術・放射線治療を受けたとき(抗がん剤治療は対象外) |
上皮内新生物 | S 5点 |
給付金額:悪性新生物と同じ 通算回数:悪性新生物と同じ |
悪性新生物と上皮内新生物を対象とする「がん診断共済金」は初回の1回のみの給付となる。
ただ、2回目以降は、入院・手術・放射線治療を保障する「治療共済金」から、まとまった給付が受けられる。
2回目以降の治療共済金では給付額が診断共済金の半分の金額となってしまう。ただし、給付回数が1年に1回となっているため、2年に1回診断給付金が支払われるものと2年分の金額では同じとなる。
ただし、治療共済金の給付対象に「抗がん剤治療」を含んでいない点には注意が必要。
20点/25点
評価項目 | 評価 | 適用条件 |
---|---|---|
通算回数 |
S 5点 |
通算回数:保険期間内で何度でも 給付金額:2回目以降も同額 |
給付限度 | A 4点 |
2年に1回を限度 |
1回目の条件 | S 5点 |
初めてがんと診断確定されたとき |
2回目以降の条件 | B 3点 |
再発・移転・別のがんの診断確定時 |
上皮内新生物 | B 3点 |
給付金額:悪性新生物と同額 通算回数:初回のみ |
悪性新生物については、複数回給付を受けることができ、2回目の給付条件も再度の診断確定となっており条件としてはやや良い方。
ただ、上皮内新生物についての保障は、給付額は悪性新生物と同額だが、給付回数は初回診断の1回のみとなっており物足りない。
何度も受け取りたいものではないが、保障としてはあった方が安心できる。
なお、悪性新生物と上皮内新生物の「初めて」の診断確定は別々でカウントされる。
(総合して1回ではない。)
20点/25点
評価項目 | 評価 | 適用条件 |
---|---|---|
通算回数 |
S 5点 |
通算回数:保険期間内で何度でも 給付金額:2回目以降も同額 |
給付限度 | A 4点 |
2年に1回を限度 |
1回目の条件 | S 5点 |
初めてがんと診断確定されたとき |
2回目以降の条件 | C+ 2.25点 |
がんの治療を目的として入院を開始したとき ステージⅢまたはⅣと診断されたとき 特定のがん(白血病、脳の悪性新生物等)と診断されたとき |
上皮内新生物 | A- 3.75点 |
給付金額:悪性新生物の半分(最大100万円まで) 通算回数:悪性新生物と同じ |
こだわりガン保険では、2年に一度を限度に、入院を条件として複数回の診断一時金があるという一般的な内容となっている。
ただ特徴は、ガンの進行度を給付条件に取り入れているという点で、ステージⅢまたはⅣの重度のがんとなった際に一回限りで診断給付金と同額が給付される。
このように、がんの進行度を条件として取り入れているのは、マニュライフ生命とメットライフ生命の「ガードエックス」くらいであり珍しい。
なお、上皮内新生物も同回数の給付が受けられるが、給付額が悪性新生物の場合の半分または100万円の少ない方となっており、金額が少なくなっている点は残念。
19点/25点
評価項目 | 評価 | 適用条件 |
---|---|---|
通算回数 |
B 3点 |
通算回数:保険期間内で何度でも 給付金額:2回目以降金額半額 |
給付限度 | A 4点 |
2年に1回を限度 |
1回目の条件 | S 5点 |
初めてがんと診断確定されたとき |
2回目以降の条件 | C 2点 |
がんの治療を目的として入院を開始したとき |
上皮内新生物 | S 5点 |
給付金額:悪性新生物と同じ 通算回数:悪性新生物と同じ |
ビリーブでは、厳密には診断一時金は初回のみの給付となる。しかし、2回目以降は2年経過後の入院開始時に「治療給付金」として、診断一時金の半額が給付される。
そのため、複数回給付が受けられるものとして考えることができる。
複数回給付を受けることはできるが、2回目以降の給付額が悪性新生物でも半額になってしまうのは残念。
なお、上皮内新生物も同額保障となる点は良い。
16点/25点
評価項目 | 評価 | 適用条件 |
---|---|---|
通算回数 |
A 4点 |
通算回数:保険期間内で回数制限あり 給付金額:2回目以降も同額 |
給付限度 | S 5点 |
1年に1回を限度 |
1回目の条件 | S 5点 |
初めてがんと診断確定されたとき |
2回目以降の条件 | C 2点 |
がんの治療を目的として入院を開始したとき |
上皮内新生物 | E 0点 |
給付金額:悪性新生物の10% 通算回数:初回のみ |
診断給付は1回のみだが、2回目以降は「治療給付金」でまとまった給付を受けることができる。
悪性新生物については、給付を1年に1回受けることができる。ただ、2回目以降の条件は入院の開始とやや厳しい内容。
また、給付回数も5回までとなっているが、5回以上給付を受けることはほぼ想定されないため問題とまでは言えない。
上皮内新生物については条件が悪く1回のみの給付であり、金額も悪性新生物の10%と少なくなっている。
15.75点/25点
評価項目 | 評価 | 適用条件 |
---|---|---|
通算回数 |
S- 4.75点 |
通算回数:保険期間内で何度でも 給付金額:2回目以降も同額 複数回の給付を受けるには特約を付ける必要がある |
給付限度 | A 4点 |
2年に1回を限度 |
1回目の条件 | S 5点 |
初めてがんと診断確定されたとき |
2回目以降の条件 | D 1点 |
新たながんと診断確定した後の入院開始 |
上皮内新生物 | D 1点 |
給付金額:悪性新生物の10% 通算回数:悪性新生物と同回数 |
主契約での診断一時金は、悪性新生物・上皮内新生物ともに1回のみだが、複数回支払い特約を付けることで悪性新生物のみ複数回の給付が受けられるようになる。
ただ、悪性新生物の2回目以降の給付条件が「がんと診断確定された後の入院」となっており、がん保険の中の複数回給付条件としては最も良くないものとなっている。
上皮内新生物については、特約を付けたとしても給付は1回のみであり、しかも金額は悪性新生物の10%と少ない。
知名度の高いがん保険だが、一時金の給付内容については正直なところかなり良くない内容となっている。
10.75点/25点
評価項目 | 評価 | 適用条件 |
---|---|---|
通算回数 |
D 1点 |
初回のみ |
給付限度 | D 1点 |
初回のみ |
1回目の条件 | S 5点 |
初めてがんと診断確定されたとき |
2回目以降の条件 | - - |
対象外 |
上皮内新生物 | B- 3.75点 |
給付金額:悪性新生物と同額 通算回数:初回のみ※ ※この初回は悪性新生物と通算しての初回 |
がんに対しての診断給付は1回のみとなっている。
更にその1回も、悪性新生物と上皮内新生物の両方で1回であるため、一度上皮内新生物で診断給付金を受け取った場合には、その後に悪性新生物と診断されたとしても給付を受けることはできない。
終身タイプのがん保険なのに、給付が初回の1回だけというのは致命的なデメリットであるといえる。
9点/25点
対象の疾病 | 評価 | 適用条件 |
---|---|---|
通算回数 |
D 1点 |
初回のみ |
給付限度 | D 1点 |
初回のみ |
1回目の条件 | S 5点 |
初めてがんと診断確定されたとき |
2回目以降の条件 | - - |
対象外 |
上皮内新生物 | C 2点 |
給付金額:悪性新生物の50% 通算回数:初回のみ ※この初回は悪性新生物と通算しての初回 |
悪性新生物と上皮内新生物を対象とした診断一時金が主契約となっているがん保険。
ただ、がん診断一時金は給付回数が保険期間を通して1回のみであり、上皮内新生物も給付額が50%となっている。
そのため、がん診断一時金の内容としては正直なところ物足りない。
どちらかと言えば、特約の「治療サポート給付金」を付けて、がん診断一時金+治療給付としてがんに備えるための保険だといえる。
8点/25点
評価項目 | 評価 | 適用条件 |
---|---|---|
通算回数 |
D 1点 |
初回のみ |
給付限度 | D 1点 |
初回のみ |
1回目の条件 | S 5点 |
初めてがんと診断確定されたとき |
2回目以降の条件 | - - |
対象外 |
上皮内新生物 | D 1点 |
給付金額:悪性新生物の10% 通算回数:2年に1度を限度に無制限 |
この保険は、すでに全労災のこくみん共済等に加入している人のための、がん保障の上乗せプラン。そのため、単体での加入はできない。
給付内容としては、悪性新生物が初回の1回しか保障されない。
上皮内新生物は2年に1回を限度に複数回給付を受けられるが、金額が悪性新生物の10%であるため給付金額としてはかなり乏しい。
上乗せのためには毎月1,400円の掛金が必要となるが、わざわざ掛金を払ってまでつけたい内容ではないと感じる。
7点/25点
評価項目 | 評価 | 適用条件 |
---|---|---|
通算回数 |
D 1点 |
初回のみ |
給付限度 | D 1点 |
初回のみ |
1回目の条件 | S 5点 |
初めてがんと診断確定されたとき |
2回目以降の条件 | - - |
対象外 |
上皮内新生物 | E 0点 |
給付金額:悪性新生物の10% 通算回数:初回のみ |
基本的な給付条件はアフラックのDaysと同様だが、かんぽ生命のDaysは「複数回給付特約」を付けることができない。(アフラックのDaysでは付けることができる特約。)
そのため、悪性新生物と上皮内新生物の診断給付はそれぞれ1回ずつしか受けることができない。
保険料は安いがん保険だが、終身タイプであるにもかかわらず初回のみしか給付が受けられないのは致命的と言える。
2回目の給付条件と上皮内新生物での違いが大きい
ランキング結果を見てみると、がん保険ごとに違いが大きかったのは次の2点です。
- 2回目の給付条件
- 上皮内新生物への保障
この2点の違いは、実際にがんになった際の給付の受けやすさにつながってきます。
それはすなわち、どれだけ金銭的不安を解消できるのかという点に関わってきます。
がん保険の総合ランキングでも書きましたが、自分または家族ががんになった際、精神的不安に加えて金銭的な不安も大きいと本当にしんどいです。
自分や家族ががんになった際、金銭的不安を解消してくれるのががん保険であり、より細かく言えば「がん診断一時金保障」です。
がん保険を選ぶ際には、ぜひ「診断一時金保障」を重視して比較検討してみてくださいね。
そうすることで、いざがんになった時の金銭的不安感を大きく減らすことができるはずです。
がん保険加入前に知っておいてほしいポイント!
私ががん保険を専門家に相談した理由
私はがん保険に入る前に複数の専門家に相談してから加入しました。その理由と、それで実感したがん保険選びで専門家に相談するメリット・デメリットを紹介します。
がん保険の相談・加入には何が必要?
がん保険の相談する場合や、その後に加入申し込みをする際に持って行く必要がある持ち物があります。どんなものが必要になるのか具体的にご紹介します。
がん保険の告知のポイント!
がん保険申込み時には健康状態の告知が必要となります。ただ、医療保険とは告知を行う場合の注意点に違いがあります。がん保険での告知のポイントを紹介します。
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診断一時金をメインとするがん保険の先駆け的存在。
2回目の給付条件が抜群に良く、2年経過後にがん治療のために入院または通院した時点で給付の対象となる。
前回のがんであるか、新たながんであるかを問わない最も良い給付条件となっている。
ただし、上皮内新生物では給付額が半分になってしまう点のみは残念。
とは言え、半分であるためまだ許容範囲であるとは言える。