あいおい生命「&LIFE新ガン保険α」のメリット・デメリット

こんにちは！
ファイナンシャルプランナー兼サラリーマンのFP吉田です。

あいおい生命の「&LIFE 新ガン保険α」ですが、特に女性の方におすすめのがん保険となっています。
その理由は、女性の保険料がかなり割安であるからです。

また、通院保障を重視したい方にも選択肢の1つとしておすすめできます。
がん保険の中でもかなり手厚い通院保障があります。

&LIFE 新ガン保険αは、一見しただけでは分かりづらいのですが、細かいところに手が届く保障内容となっています。
ただ、じっくりと細かいところまで見ないとその良さが分かりません。

そこでこのページでは、&LIFE 新ガン保険αの特徴やメリット・デメリットを図などを用いて分かりやすくご紹介します。
では、はじめましょう！

保障内容を具体的にご説明する前に、まず「&LIFE 新ガン保険α」の

• 加入可能年齢
• 保険料支払い方法

と言った基本的な情報をご紹介します。

「&LIFE 新ガン保険α」の基本情報

続いては、&LIFE 新ガン保険αの保障内容を具体的にご紹介していきます。

まず、一覧で主契約の内容と、特約保障の内容をご紹介します。
なお、主契約と特約保障は次のような切り分けとなっています。

• 主契約：加入したら必ず付く保障
• 特約保障：任意で付ける保障

保障内容のうち、特徴的なものについては次の項目で詳しくご紹介します。
（保障項目名のリンクをクリックしていただくと該当の項目まで移動します。）

保障内容の主な特徴

&LIFE 新ガン保険αは、入院保障と手術保障が主契約となっており、それ以外の保障は全て特約保障となっています。
通常、がん保険では診断給付金が主契約であることが多いため、こういった構成のがん保険は珍しいです。

なお、特約保障では一通りがん保険で必要となる保障がそろっています。
そのため、特約を付ければ保障の面で特に不足することはありません。

主契約のポイントガン入院給付金

「&LIFE 新ガン保険α」では、5日以下の入院の場合、5日分の入院給付金が支払われます。
入院給付金が1日あたり1万円の場合には、5万円が給付されます。

これは、日帰り入院の場合でも同様です。
抗がん剤治療を受けるために日帰り入院をしたり、1泊だけ入院をすることがありますが、そういった場合でも一律で5日分の給付を受けることができます。

この点は、退院後の通院治療時に短期入院をする場合があることを踏まえると、金銭的なメリットとなります。
あいおい生命の医療保険でも入院給付は同様の保障となっており、あいおい生命の保険は入院への備えが充実しています。

特約保障のポイント1ガン診断給付金

ガン診断給付金の特約では、がんと診断された際に給付金が支払われます。

給付は、前回の給付から2年経過することで複数回受けることができます。
ただし、初回と2回目以降では給付条件が異なります。

• 初回給付：がんと診断確定
• 2回目以降の給付：前回から2年経過後の入院開始

なお、給付金額と回数は、悪性新生物と上皮内新生物（初期がん）で違いがありません。
上皮内新生物では金額や回数が制限されるがん保険が多いため、この点は他のがん保険に比べてメリットであるといえます。

特約保障のポイント2ガン先進医療給付金

&LIFE新ガン保険αの先進医療保障では、技術料と同額に加えて、治療を受ける際にかかった交通費と宿泊費も給付が受けられます。

がん治療で受ける可能性がある先進医療※は、施術を受けることができる施設が日本中で16か所しかありません。
（※重粒子線治療、陽子線治療の2つです。）

そのため、遠方から施術を受けに行く場合には宿泊費や交通費がかかります。
&LIFE新ガン保険αでは、そうした技術料以外の出費についても保障を受けることができます。

特約保障のポイント3ガン治療通院給付金

&LIFE新ガン保険αでは、非常に手厚い通院保障を受けることができます。
手厚いというのには次の2つの理由があります。

1. 保障開始に「入院の有無」が関係ない
2. 保障期間が5年間の内の全ての通院ととても長い

保障開始に「入院の有無」が関係ない

手厚い理由の1つは、保障の開始に入院の有無が関係ないためです。

多くのがん保険の通院保障は、入院前の通院や、退院後の通院を保障するようになっています。
しかし、&LIFE新ガン保険αの通院保障では、がんと診断された後のがん治療のための通院が全て保障されます。
「がんと診断された後の通院」が条件であるため、入院の有無を問いません。

そのため、入院を伴わないと給付が受けられない通院保障に比べて、保障が受けられる通院保障の範囲が広くなっています。

保障期間が5年間の内の全ての通院のためとても長い

手厚い理由の2つ目は、保障期間が5年間ととても長いということです。

多くのがん保険の通院保障は、通院保障の保障期間が60日～1年間となっています。
しかし、&LIFE新ガン保険αの通院保障では、初めてがんと診断されてから5年間が保障期間となっています。
また、5年経過後でも、再発や移転の診断を受けた際には再び5年間の通院保障が受けられます。

加えて、5年間の間のがん治療のための通院がすべて通院保障の保障対象となります。
がん保険によっては、保障期間のうちの一定の日数しか保障されないものもあるため、そうしたものと比べるとかなり手厚い内容となっています。

ここからは、&LIFE新ガン保険αの保険料を見ていきましょう。

保険料は、年齢・性別ごとに次の条件でご紹介していきます。

保険料の計算条件

• 保険料払込：終身払い
• ガン入院給付金：1日1万円
• ガン手術給付金 20万円
• ガン診断給付金：100万円
• ガン先進医療給付金

「&LIFE新ガン保険α」の年齢・性別ごとの保険料

メリット

• 通院給付の給付条件が良い
• 入院給付が短期入院時に5日分受け取れる
• 先進医療を受けた際の交通費や宿泊費も保障される
• 女性の保険料が安い

メリット1通院給付の給付条件が良い

メリット1　

メリットの1つ目は、通院給付の給付条件が良いということです。

特約保障の項目でもご説明したとおり、この保険の通院給付は他のがん保険と比べて次の2つのメリットがあります。

1. 入院の有無を問わない
2. 保障期間が5日間で、そのうちの通院を無制限で保障

年々、がん治療では、通院による外来治療を行うことが増えてきています。
そのため、通院の保障が手厚い方が、安心して今後のがん治療に備えることができます。

なお、他に通院保障が手厚いがん保険としては、ひまわり生命の「勇気のお守り」があります。
あちらも、治療を続けている限り通院が保障される手厚い通院保障となっていますが、1年間の保障限度日数が120日までと決められています。
「&LIFE 新ガン保険α」は保障限度日数が決められておらず、こちらの方が手厚い通院保障となっています。

メリット2入院給付が短期入院時に5日分受け取れる

メリットの2つ目は、入院給付が短期入院時に手厚い保障となっているということです。

主契約の項目でもご説明したとおり、がん治療では、抗がん剤治療や放射線治療を受ける際に短期入院をすることがあります。
実際に、私の父ががんで放射線治療を受けた際には、1泊の入院をしていたことが何度かありました。
また、治療内容によっては日帰り入院扱いとなる場合もあります。

&LIFE 新ガン保険αの入院給付では、そうした5日以内の短期入院の場合でも5日分の入院給付金を受け取ることができます。
短期入院といえども、入院の準備や雑費で何かとお金がかかるため、1日分だけの入院給付を受け取っても赤字になりがちです。

しかし、5日分の給付があることで短期入院でも赤字になる可能性がかなり少なくなるため、安心して治療に備えることができます。

メリット3先進医療を受けた際の交通費や宿泊費も保障される

メリットの3つ目は、先進医療を受けた際の交通費や宿泊費も保障されるという点です。

先ほどもご説明したとおり、遠方で先進医療を受ける際には交通費や宿泊費の出費が伴います。
そのため、いくら先進医療を受けた際の技術料が全額給付されたとしても、結局赤字となってしまいます。

ただ、この保険では、そうした交通費や宿泊費も保障されます。
そのため、先進医療による治療を受ける際の自己負担がさらに少なくなります。

こうした、先進医療を受けた際の交通費や宿泊費を給付するがん保険も少しずつ増えてきてはいますが、まだ多くありません。
そんな中、交通費と宿泊費の保障が明確に保障に組み込まれているのはメリットだと言えます。

メリット4女性の保険料が安い

メリットの4つ目は、女性の保険料が安いという点です。

がん保険は、保険会社によって保障内容が異なることが多いです。
そのため、保険料をすべて一律に比較することはできませんが、この保険と比較的保障内容が近いがん保険と比べてみると、女性の保険料がかなり安く設定されていることが分かります。

年齢性別	あいおい生命 &LIFE 新ガン保険α	ひまわり生命 勇気のお守り	オリックス生命 ビリーブ	アフラック Days
30歳男性	2,948円	2,882円	2,990円	3,429円
30歳女性	2,281円	3,060円	2,640円	3,679円

保険料計算条件：診断給付金100万円　入院給付金1万円　終身払い等

このように、&LIFE 新ガン保険αは保障内容が比較的近いがん保険と比べても、女性の保険料がかなり安く設定されています。
そのため、女性の方ががん保険を考える場合には大きなメリットとなります。

ただし、男性の保険料は特段安くはないため、その点には注意が必要です。
（ちなみにですが、この傾向は、同じあいおい生命の医療保険でも同様です。）

デメリット

• がんを対象とした保険料払込免除がない
• すでに入っているがん保険の保障上乗せとしては使いづらい

デメリット1がんを対象とした保険料払込免除がない

デメリットの1つ目は、がんを対象とした保険料の払い込み免除がないということです。

&LIFE 新ガン保険αには、加入者が高度障害状態などになった場合の保険料の払い込み免除はついています。
しかし、加入者ががんになった場合の保険料払込免除制度が付いていません。

がんと診断され長期の治療が必要となった場合、その後の収入が減少することが多いです。
そのため、がんと診断された際の保険料免除は収入減少に備えるための保障であるといえます。

しかし、この保険では、がんを対象とした保険料免除はありません。
一部のがん保険では、がんになった後に保険料が免除されるものもあるため、そうしたものと比べるとデメリットとなってしまいます。

デメリット2すでに入っているがん保険の保障上乗せとしては使いづらい

デメリットの2つ目は、他のがん保険の保障上乗せとしては使いづらいという点です。

がん保険では、治療内容の進化に合わせて新しい保障が追加される場合があります。
そういった際には、既存のがん保険で不足する保障を上乗せすることを目的として、別のがん保険に加入するという補い方があります。
その際には、上乗せをしやすいように主契約ができるだけ少なく、なおかつ新しい保障で構成されているがん保険である必要があります。

しかし、&LIFE 新ガン保険αは、主契約が「入院給付」と「手術給付」という、古くからある内容となっています。
そのため、すでに入っているがん保険の上乗せ保障としては使うことは難しいです。

ただ、この点は、新しくがん保険に加入する方にとっては関係ありません。

ここまでご紹介してきたことを踏まえて、あいおい生命の&LIFE 新ガン保険αは、女性の方におすすめのがん保険です。

先ほどメリットで挙げたとおり、&LIFE 新ガン保険αは女性の方の保険料がかなり割安です。
また、保障内容は、短期入院への備えがしっかりしていたり、通院給付がかなり手厚かったりと安心感のあるものとなっています。
そのため、女性の方は割安な保険料で充実した保障を手に入れることができるため、おすすめできます。

反面、男性の保険料は女性に比べると若干割高感があります。
もちろん、通院保障の内容がとても手厚いため男性の方にもおすすめできる内容ではありますが、他のがん保険の保険料も比較した上で加入を検討したいです。

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加入時には対面加入の方がおすすめ

この保険は、郵送と対面加入の2つのルートで加入することができます。

ただ、郵送加入の場合には、付ける特約を自分で選ぶことができません。
そのため、設計の自由度が低いです。

もし、付ける特約を自分で選んで加入したい場合には、保険相談サービス等を利用しての対面加入の方をおすすめします。
そうすれば、「通院保障特約を付けて 在宅療養給付金特約を外す」というように、自由に設計した上での加入が可能となります。

もちろん、郵送での加入を希望される場合にはそれでも加入は可能です。
ただ、もし保障内容の希望がある場合には、ご自分の希望に沿う形で加入できる方法を選んでみてくださいね。

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