女性保障を強化したフレキシィS女性専用タイプはおすすめの女性保険?

フレキシィS女性専用タイプはおすすめ?

悩む女性

 

女性保険をいろいろ見ているんですが、メットライフ生命の「フレキシィS女性専用タイプ」はおすすめですか?

 

どんな女性の病気が対象になるのかも教えてもらえると助かります。


 

こんにちは!
ファイナンシャルプランナー兼サラリーマンのFP吉田です。

 

ポイントを説明するFP吉田

メットライフ生命のフレキシィSと言えば、男女共通の医療保険の中でも評判の医療保険です。
そんなフレキシィSに女性のための保障を追加したものが、フレキシィS女性専用タイプとなっています。

 

さて、そんなフレキシィS女性専用タイプですが、おすすめできる女性保険です!
上乗せ保障対象となる女性疾病の範囲が広く、保険料も安く抑えられているため非常にバランスが良いです。

 

このページでは、フレキシィS女性専用タイプの特徴やメリット・デメリット、対象となる女性疾病の詳細などをご紹介していきます。
では、はじめましょう!

 

【2017年7月2日追記】

2017年7月2日から「フレキシィ女性専用タイプから」が「フレキシィS女性専用タイプ」へと変更になりました。
特約の追加と保険料の変更があったため、変更を反映した内容に修正しました。

 

 

 

「フレキシィS女性専用タイプ」の特徴!

  • 女性保障の内容は「入院給付の上乗せ」
  • 上乗せ保障対象となる女性疾病が多い
  • 妊娠中でも週数に関係なく加入可能
  • 郵送・ネット加入だと終身払いでしか加入できない
  • 先進医療保障に5万円の一時金給付が付いている
  • 三大疾病を対象とした一時金特約の条件が良い(特に、がんの条件が良い)

メットライフ生命「フレキシィS女性専用タイプ」の基本情報

メットライフ生命「フレキシィ S」のロゴ

まずは、フレキシィS女性専用タイプの基本的な情報をご紹介します。

  • 加入可能な年齢
  • 申し込み方法

等の説明となります。

 

基本情報

情報項目 内容 備考
保険の保障される期間 終身(亡くなるまで)
保険料の払込期間 ・60歳まで
・65歳まで
・終身
加入可能な年齢 ・18歳~75歳 付ける保障により微妙に変動あり。
加入申込み方法 郵送 保険料の払込方法が終身払いしか選べない。
インターネット
対面加入 保険代理店など。
保険料支払い方法 ・口座引落し
・クレジットカード払い
保険料払い込み方法 ・毎月払い
・半年払い
・年払い
保険料の払込免除制度 有り
付帯サービス ティーペック(T-PEC)の健康相談サービス
資料がほしい場合 メットライフ生命公式サイトから取り寄せ可能

 

フレキシィS女性専用タイプは妊娠中でも入れる?

フレキシィS女性専用タイプは、妊娠中でも週数に関係なく加入することが可能です。
告知の段階でちゃんと妊娠中であることを告げていれば、問題なく加入ができます。

 

ただし、妊娠中でも加入は可能ですが、加入にあたっては他の告知内容も踏まえて審査されます。
そのため、健康状態そのもので何か引っかかってしまうと条件が付く場合もあります。

年齢別保険料

2つの条件で保険料を算出

保険料を調べる女性

女性保険選びで重要となるポイントの1つが保険料です。
そこで、5歳刻みでの保険料をご紹介します。

 

保険料を計算するにあたっては次の条件で行っています。

  • 保険料払込:終身払い
  • 入院:1日5,000円、60日型
  • 特約:先進医療特約、健康お祝い金

 

なお、フレキシィS女性専用タイプは、インターネット上だと「健康お祝い金」を付けたものしか保険料の計算ができません。
ただ、「健康お祝い金」を付けるのはおすすめできないため、付けない場合の保険料も()書きで記載します。

年齢別保険料

加入年齢 女性の保険料
20歳 2,412円
(1,717円)
25歳 2,597円
(1,917円)
30歳 2,667円
(2,002円)
35歳 2,762円
(2,107円)
40歳 2,957円
(2,312円)
45歳 3,262円
(2,642円)
50歳 3,662円
(3,067円)
55歳 4,132円
(3,572円)
60歳 4,747円
(4,227円)
65歳 5,567円
(5,087円)

フレキシィS女性専用タイプの保障内容を一覧で紹介

ここからは、フレキシィS女性専用タイプの保障内容を一覧でご紹介します。

 

ちなみに、保障内容は基本的にはほぼ全て男女共通のフレキシィSと同様です。
違う点は、女性の保障を付けるための「終身女性疾病入院給付特約」が付いているという点のみです。

 

保障項目 保障金額の例 保障の概要
入院給付
5,000円なら
入院給付
10,000円なら
主契約 入院給付 金額 5,000円 10,000円
日数 60日 ・日帰り入院から対象
・通算1,095日まで
終身女性疾病入院給付特約 5,000円 ・特定の女性疾病での入院給付5,000円上乗せ
手術 手術給付 入院:10万円
外来:2.5万円
入院:20万円
外来:5万円
・健康保険適用の手術が対象
・給付金額は定額型
放射線治療 10万円 20万円 ・60日間に1回を限度
骨髄ドナー 5万円 10万円 ・保険期間全体で1回のみ
特約
保障
先進医療特約 先進医療技術料と同額
+一時金5万円
・保障期間通算2,000万円まで
短期入院定額払特則 5万円 10万円 【2017年7月2日追加】
日帰り入院でも10日分の入院給付金が給付される
通院給付特約 3,000円 6,000円 ・退院後180日以内の通院につき30日まで
・保険期間通算1,095日まで
・入院のない通院は対象外
七疾病入院延長特約 5,000円 10,000円 ・がん(悪性・上皮内)、心疾患、脳血管疾患、糖尿病、腎疾患、肝疾患、高血圧性疾患での入院時に保障日数無制限
三大疾病一時金上皮内新生物一時金 50万円
上皮内がん:25万円
・それぞれ1年に一度を限度
・保険期間通算5回まで
三大疾病保険料払込免除特約 以後の保険料の支払い免除 ・がん、心疾患、脳血管疾患がが対象
・条件は優しい方
死亡・高度障害一時金特約 100~200万円 ・災害または所定の感染症の場合は一時金額2倍
終身介護保障一時金特約 50~100万円 【2017年7月2日追加】
要介護2以上の該当
所定の要介護状態が180日以上継続
終身介護保障一時金特約 50~100万円 【2017年7月2日追加】
初めて所定の認知症と診断されたとき
(加入後181日目から保障)
健康祝い金特約 50,000円 100,000円 5年または10年以内に継続10日以内の入院給付の支払いがない場合が対象

 

出産時の保障は受けられる?

妊婦さん

フレキシィS女性専用タイプでは、出産時に保障が受けられるのは「帝王切開」の場合となります。
正常分娩での出産時には保障が受けられません。

 

正常分娩が保障対象とならないのは、それが病気やケガではないからです。
ただし、これはフレキシィS女性専用タイプに限ったことではなく、多くの女性保険が同じ扱いとなっています。

女性のための保障強化の内容

女性保障は「入院給付の上乗せ」

フレキシィS女性専用タイプでの女性疾病に対しての保障上乗せの内容をご紹介します。

 

フレキシィS女性専用タイプでは、女性疾病で入院した場合に「入院給付金」の上乗せ保障が受けられます。
上乗せされる金額は、入院1日あたり5,000円となります。
ベースとなる入院給付の金額が1日10,000円の場合には、15,000円が給付されます。

 

給付上乗せは、1入院あたり60日を限度に、保険全体で通算1,095日まで保障されます。

 

フレキシィS女性専用タイプの女性保障の上乗せ内容

 

女性保障の対象となる疾病

フレキシィS女性専用タイプで女性保障の対象となるのは、大きく分ける次の3種類の疾病となります。

  1. 女性特有の疾病
  2. 女性に多い疾病
  3. 全てのがん

より具体的に、疾病の種類によって分類すると、フレキシィS女性専用タイプで保障対象となるのは次のような疾病です。
(以下の分類は、他の女性保険も参考に当サイトで分類したものです。)

 

女性疾病の対象

疾病の分類 対象の可否 主な疾病
がん 全てのがん(悪性・上皮内)
特定の良性新生物 乳房・子宮筋腫・腎尿路等
乳房・女性性器の疾患 女性骨盤臓器の炎症性疾患等
腎尿路の疾患 腎不全・膀胱炎等
血液の疾患 鉄欠乏性貧血等
甲状腺の疾患 バセドウ病等
内分泌系の疾患 卵巣機能障害等
循環器系の疾患 低血圧等
消化器系の疾患 胆のう症等
筋骨格系の疾患 関節リウマチ等
妊娠・分娩等の合併症 切迫早産・帝王切開・高血圧性障害等

 

上記の11分類は、他の女性保険も参考に当サイトで分類したものですが、フレキシィS女性専用タイプでは11分類全てが上乗せ保障の対象となっています。
女性特有の疾病だけではなく、男女共通の疾病の中でも女性に多い疾病、全てのがんが含まれています。
そのため、女性疾病の保障範囲としては非常に広いものとなっています。

 

「フレキシィS」との違い

・違いは女性入院特約の有無のみ
・祝い金特約は外すこともできる

違いの説明

フレキシィS女性専用タイプと、男女共通のフレキシィSの違いは、女性のための保障が付いているかどうかだけとなっています。

 

先ほども少しご説明しましたが、公式ホームページからインターネットで加入しようとすると「お祝い金特約」が付いたプランしか選ぶことができません。
しかし、保険相談サービスなどを利用した対面の加入では、お祝い金特約を外すことができます。

 

公式サイトでは、フレキシィS女性専用プランは「フレキシィS+女性特約+健康祝い金特約(お祝い金)」となっていますが、健康祝い金特約を外して加入することもできます。
フレキシィSのお祝い金特約は、「祝い金特約」の中でもまだマシな方ですが、祝い金は基本的に損をする仕組みの特約です。
そのため、祝い金特約は外したうえで加入をしましょう。

 

なお、フレキシィSの祝い金特約の仕組みについては、フレキシィSの解説ページで更に詳しくご説明しています。
フレキシィSの祝い金特約の仕組み

フレキシィS女性専用タイプのメリットとデメリット

メリット

  • 女性疾病の対象範囲が広い
  • 先進医療保障に一時金が付いている
  • 三大疾病一時金の給付条件が良い

 

メリット1女性疾病の対象範囲が広い

入院中の女性

メリットの1つ目は、女性疾病の対象範囲が広いということです。

 

フレキシィS女性専用タイプは、他の女性保険と比較してみても保障対象となる女性疾病の範囲が広いです。
女性特有の疾病だけではなく、「全てのがん」と「女性に多い疾病」も上乗せ給付の対象となります。

 

そのため、男女共通のフレキシィSと比べても、より多くの疾病に手厚く備えることができます。

 

メリット2先進医療保障に一時金が付いている

メリットの2つ目は、先進医療保障に一時金が付いているということです。

 

先進医療を受けた場合に、フレキシィS女性専用タイプでは次の2つの給付を受けることができます。

  1. 技術料と同額の給付
  2. 一時金5万円

 

先進医療を行う医療機関は国から指定を受けた施設のみとなっており、受ける治療内容によっては遠方まで出向かなければいけない場合もあります。
その際、一時金の5万円を交通費や宿泊費に充てることができます。

 

こうした一時金を導入している保険は増えてきていますが、まだついていないものも多いです。
そのため、すでに先進医療保障に一時金保障が備わっているのは、フレキシィS女性専用タイプのメリットだと言えます。

 

メリット3三大疾病一時金の給付条件が良い

医師

メリットの3つ目は、三大疾病一時金の給付条件の良さです。

 

フレキシィS女性専用タイプでは、三大疾病一時金を付けることで次の3つの疾病を対象に一時金の給付を受けることができます。

  • がん
  • 心疾患
  • 脳血管疾患

細かな給付条件はそれぞれ異なりますが、給付は1年に一度を限度に受けることができます。
一時金の給付条件としては2年に一度のものが多いため、1年に一度となっているのは条件が良い方であるといえます。

 

また、特に「がん」の2回目以降の給付条件が入院の有無を問わない「治療」基準となっており、多くのがん保険と比べても良い条件となっています。

 

デメリット

  • 「お祝い金特約」を外しての加入方法が分かりづらい
  • 先進医療保障が定期タイプ

 

デメリット1「お祝い金特約」を外しての加入方法が分かりづらい

保険相談担当者への相談

デメリットの1つ目は、お祝い金特約を外しての加入方法が分かりづらい点です。

 

先ほども少しご説明したとおり、お祝い金特約はお得そうに見えて実は損をする可能性が非常に高い特約です。

 

メットライフ生命のフレキシィS女性専用タイプのページからのネット申し込みだと、お祝い金特約を外して加入することはできません。
ただ、保険の仕組み上、お祝い金特約を外しての加入は可能です。

 

取り外して加入するのに手っ取り早いのは、保険相談サービスの担当者からの対面加入で、女性専用タイプにお祝い金特約を付けずに加入したいと伝えることです。
そうすることで、希望通りに設計してもらい加入することができます。

 

デメリット2先進医療保障が定期タイプ

デメリットの2つ目は、先進医療保障が定期タイプであるという点です。

 

先進医療保障には、終身タイプと定期タイプがありますが、フレキシィS女性専用タイプは10年更新の定期タイプとなっています。

 

定期タイプでは途中で更新が入るため、更新時に特約料金が値上げされる可能性があります。
現状は先進医療保障の特約料は100円台と非常に安いですが、長いスパンで考えれば値上げがないとは言い切れません。

 

先ほどメリット挙げた先進医療保障ではありますが、こうした更新があるという点のみは若干のデメリットとなります。

【結論】フレキシィS女性専用タイプはどんな人におすすめの女性保険?

おすすめするFP吉田

ご紹介してきたメットライフ生命「フレキシィS女性専用タイプ」ですが、おすすめの女性保険です。

 

おすすめできる理由は、まず、対象となる女性疾病の範囲が広いからです。
「女性特有の疾病」に加えて、「全てのがん」と「女性に多い疾病」が対象となります。

 

加えて、保険料が安い点もおすすめできる理由の1つです。
フレキシィS自体が保険料が安めの医療保険ではあるため、それに女性のための保障上乗せを付けた場合でも保険料は安い水準に保たれています。

 

このように、女性疾病への保障の厚さと保険料の安さという点で、女性保険としてバランスの取れた内容になっているといえます。

 

更に手厚い女性保障を求める場合には

なお、フレキシィS女性専用タイプ以上に充実した手厚い女性保障を求める場合におすすめなのは、三井住友海上あいおい生命の「&LIFE 女性のための新医療保険Aプラス」です。
こちらは、女性疾病の対象範囲はフレキシィSとほぼ同じ広さとなりますが、入院給付以外に次の給付でも女性のための上乗せ保障が存在します。

  1. 手術給付
  2. 放射線治療給付
  3. 乳房再建術等

 

ただ、保障が厚くなる分、保険料はフレキシィS女性専用タイプより若干高くなります。
そのため、更に充実した女性のための保障がほしい場合にのみおすすめします。
保険料を抑えつつ、ある程度の女性保障がほしい場合には、フレキシィS女性専用タイプで良いでしょう。

 

なお、他の女性保険も含めて、おすすめの女性保険ランキングのページでは多くの女性保険をコメント付きでランク付けしていますので、そちらもあわせてご覧いただければと思います。

 

ぜひ、ご自分がどの程度までの手厚い女性保障がほしいかどうかをじっくり考えて、いろいろと女性保険を検討してみてくださいね。

 





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