生命保険で喫煙の有無を調べる「コチニン検査」のやり方と対策方法を紹介

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喫煙の有無を確認する「コチニン検査」とは?

悩む男性

 

非喫煙者割引のある収入保障保険への加入を考えています。

 

喫煙の有無の検査があるらしいんですが、どんな検査を行うんでしょうか?
注意点もあれば教えてください。


 

こんにちは!
ファイナンシャルプランナー兼サラリーマンのFP吉田です。

 

健康状態などによる保険料の割引が用いられている収入保障保険では、割引条件の1つとして「喫煙の有無」が用いられています。
この喫煙の有無ですが、厳密には保険会社は次の2つの手順により確認しています。

 

  1. 告知書での自己申告
  2. コチニン検査

 

告知書では、「過去1年以内の喫煙の有無」を聞かれます。
そこで「無し」と答えることで条件を満たすことができます。
(一部の収入保障保険では、2年以内となっています。)

 

ただ、問題はその後の「コチニン検査」です。
これもクリアできないと、喫煙の有無の条件を満たすことはできません。

 

このページでは、実際に収入保障保険に加入しており、コチニン検査を行った管理人が、その時の経験を踏まえて、収入保障保険のコチニン検査についてご説明します。
では、はじめましょう!

 

そもそもコチニン検査とは?

まず簡単に、コチニン検査とは何なのであるかをご説明します。

 

コチニン検査とは、検査を受ける人の体内に「コチニン」があるかどうかを調べる検査です。
コチニンの有無を調べることで、その人が喫煙していたかどうかが分かります。

 

コチニンとは?

コチニンとは何なのかですが、「ニコチン」の打ち間違いではありません。
「ニコチン」が人体に入って、体内で代謝される物質が「コチニン」です。

 

ニコチンは体内に入ると、約8時間程度で肝臓により分解され「コチニン」が代謝されます。
そのため、ニコチンは体内からはすぐに消えてしまいます。

 

しかし、コチニンは比較的長く体内にとどまります。
代謝されたのちに尿とともに排出はされますが、血中のコチニン量が半分になるのに約30時間かかります。
これを計算していくと、約9日程度で体内のコチニン量は代謝当初の1/100程度となります。

ニコチンとコチニンの関係

 

このように、コチニンが排出されるのには時間がかかります。
そのため、コチニン検査を行うことで、体内にニコチンが入った形跡があるのかどうかが分かります。

 

コチニン検査は唾液を摂取して行う

コチニン検査の方法ですが、唾液を摂取して行います。

 

少し大きめの綿棒のようなものに、口の中で唾液を2分間程度含ませます。
唾液の摂取後は、専門機関に送付されて唾液の中のコチニンの含有量が検査されます。

 

コチニン検査の検査キットはこのようになっています。
見ていただいて分かるとおり、非常に簡単な検査キットです。
(この検査キットは、私が加入時に実際に使ったものです。)

コチニン検査キット

検査は保険会社等の担当者と対面して行われる

担当者との名刺交換

コチニン検査は、あくまで唾液内のコチニンの含有を調べる検査です。
そのため、関係ない人の唾液を提出すれば検査をクリアできてしまえそうに思います。

 

しかし、それは行うことができません。
検査する際には保険会社または委託者の目の前で行う必要があるからです。
委託者というのは、保険会社から検査を委託されている人物で、加入申し込み先によって次のような人物が該当します。

  1. 保険ショップの社員
  2. 保険相談サービスの担当FP
  3. 医療機関の担当者(加入時に医師の診査が必要な場合)

 

私の場合は、以前からお世話になっている保険相談サービスの担当FPさんの目の前で行いました。
(「保険見直し本舗」という保険相談サービスのFPさんです。)

 

ネット加入の場合も検査は対面で行う

また、ネット加入が可能な収入保障保険であっても、コチニン検査だけは対面で行う必要があります。

 

例えば、ネット加入が可能なチューリッヒ生命の「収入保障保険プレミアム」では、対面でのコチニン検査を行う旨が説明されています。

チューリッヒ生命のコチニン検査

 

ただし、そもそもネット加入ができる収入保障保険は多くありません。
ネット加入が可能なものの多くは、喫煙の有無による割引制度を設けていないものとなっています。

コチニン検査は副流煙でも反応することがある

コチニン検査は、喫煙の有無を調べるための検査です。
ただ、実は副流煙による受動喫煙でも反応してしまう場合があります。

 

受動喫煙であっても、ニコチンは体内に取り込まれます。
その結果、コチニンが代謝され検査に引っかかってしまうというと言うわけです。

受動喫煙によるコチニンの代謝

 

ただ、少し受動喫煙をしたくらいであればほぼ問題は無いでしょう。
ニコチンは、ナス・ピーマン・トマトといったナス科の植物にもわずかながら含まれています。
そのため、ごく少量のコチニンで反応してしまうようでは、検査を受けた人の大半が検査をクリアできなくなってしまいます。

 

もし検査で引っかかるとすれば、次のような場合が考えられます。

  1. 常日頃から受動喫煙をする環境下で生活している
  2. 検査の数日前までに大量の副流煙を吸った

 

喫煙をしていない人で、普段からこうした受動喫煙が多い環境にいる方はご注意ください。

コチニン検査をちゃんとクリアするために

コチニン検査ですが、もともとヘビースモーカーだった方や、普段から受動喫煙環境にいる事が多い方は、クリアできるかやや不安もあるかと思います。
そこで、コチニン検査をクリアする最も重要な方法をご紹介します。

 

その方法とは、最低でも10日、できれば1か月程度タバコの煙から遠ざかるということです。
そうすることで、その間に体内からコチニンが排出され、体内のコチニン含有量を減らすことができます。

 

このことは、コチニン検査キットを販売している会社のホームページでも紹介されています。


Q:「どのようにしてコチニンの量を減らすことが出来ますか?」
A:「コチニン・レベルを縮小するただ一つの方法は、タバコの煙にさらされている状態を止めるか喫煙を減らすことです。」

 

Q:「もし今日にでも禁煙したら、どのくらいの期間でコチニン・レベルが下がったかが分かりますか?」
A:「最初のレベルがどれくらい高いかによって異なりますが、7~10日で非喫煙者のそれに近くなるかもしれません。」

 

【出典】(有)テクニコンインターナショナル『Q&A コチニンテスト

 

検査前に口をゆすいでおく

また、検査を行う際には、検査前に口の中をゆすいでおくのも良いです。
これだけで大幅に数値が下げられるというわけではありませんが、万一口の中にとどまっているコチニンがあった場合には、多少は数値を下げることができる可能性があります。

告知義務違反だけは絶対にNG

ポイントを説明するFP吉田

ここまで、コチニン検査の方法とクリアする方法をご紹介してきましたが、1つとても重要なことがあります。
告知義務違反は絶対に行ってはいけないと言うことです。

 

今回の場合の告知義務違反とは、本当は1年以内に喫煙をしていたのに、「1年以内に喫煙をしていない」と嘘を告知するというものです。

 

コチニンそのものは1か月程度でその大半が体内から排出されてしまいます。
そのため、もしかしたらコチニン検査には引っかからずに「非喫煙者割引」を受けられるかもしれません。

 

しかし、告知義務違反が問題となるのは、加入時ではなく保険を使う際です。
保険会社は、保険金請求があった時点で初めて、告知義務違反が無かったかの調査を行います。

 

万一、その時点で告知義務違反が見つかれば、場合によっては保険金の支払いが受けられないこともあり得ます。
いざという時にそうならないよう、コチニン検査も含めて告知は正確に行う必要があります。

 

ぜひ、しっかりと告知を行い、万全の状態でコチニン検査を行ってみてくださいね。

 



 

 

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