専業主婦(主夫)やアルバイト・パートでも就業不能保険には入ることはできる?

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「主婦」や「アルバイト」でも就業不能保険には入れる?

悩む女性

 

働けなくなった場合の保険が気になっています。

 

ただ、私は現在専業主婦で収入がありません。
専業主婦でも入ることはできるんでしょうか?


 

こんにちは!
ファイナンシャルプランナー兼サラリーマンのFP吉田です。

 

ポイントを説明するFP吉田

働けない場合に備えるための「就業不能保険」の人気が高まってきています。
もともと保険の仕組みとしては存在していましたが、アフラックの「給与サポート保険」によって一気に知名度が高まりました。

 

そんな就業不能保険ですが、主婦の方は加入できるものと、加入できないものの両方があります。
また同様に、職業によっては就業不能保険に加入できない場合があります。

 

このページでは、職業などによる就業不能保険加入の可否についてご紹介します。
では、はじめましょう!

 

 

年収や収入の種類によって加入できないかが変わる場合がある

就業不能保険は、継続的な収入がある方が働けなくなった場合に、その人の収入を保障する保険です。
そのため、継続的な収入がない場合には加入申し込みをすることができません。

 

継続的な収入の要件

継続的な収入については、労働の対価としての収入である必要があります。
いわゆる、一般的な「お給料」をイメージしてもらえばOKです。

 

とは言え、世の中にはお給料以外にさまざまな「収入」があります。
ただ、例えば次のような収入は継続的な収入とはみなされません。

  1. 不動産所得(家賃収入)
  2. 利子所得
  3. 配当所得

 

個人的には、こういった所得を得るためには事前に労働に値することを行っているはずなので除外されるのは疑問ではあります。
ただ、就業不能保険では「継続的な収入」とみなされないのが一般的です。

 

年収要件

「継続的な収入がない」の判断については、年収要件が設けられていることがあります。

 

例えば、ライフネット生命の「働く人への保険2」では、前年度の収入が100万円以下の場合には申し込みを行うことができません。
また、アフラックの「給与サポート保険」では、150万円未満の場合には申し込ができません。

 

なお、年収の計算にあたっては、先ほどご説明した不動産所得等は含まずに計算します。

職業によって加入できるかどうか決められていることが多い

レジを打つ女性

続いては、職業による加入申し込みの可否についてです。

 

就業不能保険では、年収要件以外にあらかじめ職業によって加入の可否が決められていることがあります。

 

ただ、保険会社ごとに取り扱いが違う職業もあります。
そこで、次の2つに分けてご紹介します。

 

  1. ほぼ加入申し込みができない職業
  2. 保険会社によっては加入申し込みができる職業

 

職業による違い1ほぼ加入申し込みができない職業

まずは、ほぼ加入申し込みができない職業です。

 

保険会社ごとに若干の違いはありますが、次の職業の方は加入申し込みはほぼできません。

  • 学生
  • 年金生活者
  • 資産生活者
  • 無職

就業不能保険で加入が難しい職業

 

こうした職業の方の場合には加入申し込みができないことがほとんどです。
加入申し込みができない理由は、継続的な収入が無いためです。

 

保障対象となる収入が無いため加入ができなくなっています。

 

 

職業による違い2保険会社によっては加入申し込みができる職業

続いては、保険会社によって加入の可否が分かれる職業です。

 

次のような職業の方は、加入申し込みができるかどうかが保険会社ごとに異なります。

  • 専業主婦・主夫
  • アルバイト
  • パート

就業不能保険で加入の可否が別れる職業

 

こうした職業の方は加入の可否が保険会社によって変わります。
例えば、アフラックの「給与サポート保険」では、専業主婦(夫)・アルバイト・パートの方は申し込みができません。
対して、ライフネット生命の「働く人への保険2」では、加入申し込みができます。

 

このように、専業主婦(夫)の方やアルバイト・パートの方は保険会社ごとに加入申し込みできるかどうかが別れます。
また、アルバイト・パートの方は、収入の状況によって加入できるかどうかが変わる場合もあります。

加入できるかどうかはその都度確認が必要

就業不能保険は、働けない場合に備えることができる安心感のある保険です。
しかし、必ずしも誰でもが加入できるわけではありません。

 

そのため、加入できるかどうかはその都度確認をしてみる必要があります。
ちょっと面倒ではありますが、気になる保険があればぜひ一度問い合わせるなどして確認してみてください。