終身保険ランキングではここをチェック!
・更新日:2019年2月2日 ・公開日:2017年10月6日
このページでは、一生続く死亡保障を確保できる「終身保険」をランキングでご紹介します。
ランキング作成にあたっては、保障内容はもちろん、保険料や返戻率の違いを考慮しました。
保険料・解約返戻率について
保険料は、性別ごとに30歳、40歳、50歳の保険料を掲載しています。
保険料を計算するにあたっては、比較しやすくなるように保険料を60歳までに払い終える場合で計算しました。
ただし、一部「終身払い」しか選べない終身保険もあるため、そちらについては終身払いで計算しています。
(なお、その旨は表内の【保険料算出条件】にも記載しています。)
解約返戻率について
終身保険では、保険を解約した際に返還される「解約返戻率」も選ぶ際のポイントになります。
表内では保険料を払い終えた直後の解約返戻率を、保険料の下に()書きで記載しています。
(一部の年齢しか確認できていないものは、確認できたもののみ記載しています。)
ランキング表でのチェックポイント!
終身保険のタイプ
終身保険には「普通終身型」や「低解約返戻金型」等の種類があります。
具体的な違いは、ページの後半でご紹介していますが、各終身保険がどんなタイプであるのかをランキング表ではアイコンでご紹介しています。
特約の三大疾病保険料免除
終身保険の一部には、「がん」等を対象とした「三大疾病保険料払込免除特約」があります。
こちらは有料の特約ですが、大きな病気の場合にそれ以降の保険料の支払いが必要なくなる重要な保障です。
そのため、終身保険加入時にはぜひ付けておきたい保障です。
そこで、表内では三大疾病保険料払込免除特約の有無を記載しました。
なお、コメント欄右下の「三大疾病保険料免除」にマウスを載せてをタップしていただくと保障内容の詳細が表示されます。
一生続く死亡保障!終身保険ランキング!
保険会社名 商品名 |
保険料 | 保険料算出の条件 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
年齢 | 男性 (解約返戻率) |
女性 (解約返戻率) |
|||||||||
コメント | |||||||||||
オリックス生命 |
30歳 | 10,920円 (110.8%) |
10,365円 (112.7%) |
【保険料算出の条件】 ・保険金額 500万円 ・保険料払込 60歳まで |
|||||||
40歳 | 17,470円 (103.8%) |
16,580円 (105.6%) |
|||||||||
50歳 | 37,690円 (96.3%) |
35,865円 (97.7%) |
|||||||||
参考 | 保険料免除付きの保険料保険料免除有り
三大疾病保険料免除有の保険料
|
||||||||||
終身保険検討時に知っておいてほしい4つのポイント!
ここからは、終身保険を検討する際に知っておいてほしいポイントをご紹介します。
終身保険には「死亡保障」の他に「お金が貯まる」という機能もあります。
それゆえに、その機能を活かして複数の使い方ができます。
また、お金の貯まり方にもさまざまな方法のものがあります。
どういったタイプのものがあるのかを知っておけば、実際に選ぶ際にも違いが分かりやすくなります。
そこで、終身保険を選ぶ際のポイントを簡単にご説明します。
(以下の項目名をクリックしていただくと該当部分まで移動します。)
ポイント1万一に備える?お金を貯める?終身保険は何に使う?
ポイントの1つ目は、終身保険をどんな目的で使うのかということです。
終身保険は、死亡保険ではありますが、貯蓄もできる保険です。
そのため、加入する目的として主にこのようなものがあります。
- お葬式代としての死亡保障の確保
- 老後資金の積み立て
- 学資保険の代わりとして
- 相続税対策として
どの目的で加入するかにより、設定すべき保険金額が変わって来ます。
お墓代やお葬式代として加入するのであれば200~400万円程度が必要です。
これは、死亡保障として死亡保険金額に設定して準備します。
また、学資保険の代わりとして加入するのであれば250万円(国立)~500万円(私立理系)程度が必要です。
これは、子供が高校3年生の時点で終身保険を解約したときの「解約返戻金」が、この金額になるように加入します。
ポイント2解約返戻金の積立方法に注意!
ポイントの2つ目は、解約返戻金の積立方法についてです。
これは、「老後資金」や「学資保険代わり」等の、貯蓄目的で加入する場合に特に重要になります。
解約返戻金とは、終身保険を解約した際に加入者に返還されるお金です。
この解約返戻金は、主に加入者が保険料を支払っている間の積み立てられ方によって3つの種類があります。
- 普通終身型
- 低解約返戻金型
- 変額終身型
1.普通終身型
普通終身型は、保険料を払い込んでいる間の解約返戻率が普通水準のプランです。
保険料払込み途中で解約しても解約返戻金があまり減らない代わりに、保険料が高めになります。
ただし、低金利の影響で以前に比べると返戻率は低下し、取り扱う保険会社も減りました。
2.低解約返戻金型
現在、終身保険で最もスタンダードなものが「低解約返戻金型」です。
低解約返戻金型は、保険料を支払っている間の解約返戻率を70%程度まで抑制する代わりに、保険料を安くしています。
保険料を払い終えれば、抑制が解除されて返戻率は普通終身型と同水準となります。
ただし、保険料を支払っている間に解約すると大きく元本割れするため、払込中は解約をすることがないように気を付けなければいけません。
3.変額終身型
変額終身型は、死亡保険金と解約返戻金が変動するタイプの終身保険です。
変動のリスクがあるため、保険料はかなり安く設定されていることが多いです。
死亡保険金には最低保証があるため変動しても設定した死亡保障以下にはなりませんが、解約返戻金は最低保障が無いため、大きく増える場合もありますし、大きく元本割れする可能性もあります。
そのため、お金を貯める目的で選ぶには、リス・リターンの管理が難しいです。
基本は「低解約返戻金型」がおすすめ
これら3つのタイプですが、基本的には「低解約返戻金型」をおすすめします。
低解約返戻金型は数多くの終身保険で取り入れられているため選択肢が多く、保険料がかなり安いものもあります。
途中解約のリスクさえクリアできれば、お得に保障を得ながらお金を積み立てられます。
なお、死亡保障の確保のみを考えれば「変額終身」も悪くはありません。
ただ、解約返戻金の元本割れリスクが高く、また選び方もやや他の終身保険よりも難しいです。
ポイント3終身保険は対面加入のものがほとんど
ポイントの3つ目は、加入する際の方法についてです。
「医療保険」や「がん保険」では、インターネットや郵送などの通販申し込みができるものが増えています。
しかし、終身保険ではそのほとんどが「対面加入」となっています。
その理由は、1回あたりの保障額が高額になりがちなのと、貯蓄性の説明などを行う必要があるためです。
実際に、終身保険は自分だけで選んで申し込むにはやや難易度が高い保険だといえます。
終身保険の加入前には次のような点をしっかりと検討する必要があります。
- 加入目的
- 目的に合ったタイプ
- 必要な死亡保障額
- 解約返戻率の推移
こうした点を解決できるのが「対面加入」なのですが、中でもおすすめなのは、複数の終身保険を扱える保険の専門家であるFPへの相談です。
保険の専門家に話を聞くと最適なものを教えてもらえる
生命保険のことを相談できる保険の専門家には、保険ショップ等のFP(ファイナンシャル・プランナー)さんがいます。
私自身、初めて保険加入を行った際にはFPさんに相談して保険に入りました。
相談すると、FPさんは相談者の目的などを聞き、それに沿った最適なプランや保障額を複数の生命保険会社の終身保険の中から選んでくれます。
相談は無料で、相談したら保険に入らないといけないというものでもないので、終身保険検討時には頼もしい存在です。
実際に私も複数のFPさんに話を聞き、最終的には保険見直し本舗という保険相談サービスで保険に入りました。
終身保険は、一度加入したら途中で解約するのが難しく、長い間付き合うことになる保険です。
ぜひ、加入前には専門家の力を借りながらしっかりと検討してみてください。
そうすることで、加入後にも安心できる終身保険に出会えるはずです。