就業不能保険ランキングではここをチェック!
・更新日:2019年2月2日 ・公開日:2017年8月18日
このページでは、働けない場合に備える「就業不能保険・所得補償保険」について、保障内容の細かな違いを比較してご紹介します。
(所得補償保険とは、損害保険会社が取り扱う就業不能保険のことです。)
私も就業不能保険には加入しているため、気が付きにくい細かな点も考慮してランク付けしています。
就業不能状態の判定要件について
ランキング表内の冒頭で、各保険の就業不能状態の判定要件をご紹介しています。
就業不能保険の給付の受けやすさに関わってくる重要な点であるため、ランク付けをするにあたって考慮しているポイントです。
なお、保険ごとに条件は異なりますが、主に次のような分け方でご紹介しています。
- 入院中の条件
- 在宅療養中の条件
- その他の条件
各社で対応が分かれる疾病について
就業不能保険は、ほぼすべての病気やケガを保障の対象としています。
しかし、次のような病気やケガを原因とした就業不能状態は、保険会社によっては保障対象外として扱っている場合もあります。
- 精神疾患
- 妊娠・出産
- むち打ち症
- 薬物依存
こうした疾病に対しての保険会社の対象の可否についてもあわせてご紹介しています。
保険料の条件について
就業不能保険は保険ごとに保障内容の違いが大きいため、保険料の計算条件は全く同一とはなっていません。
そのため、詳細な計算条件は表内に記載しています。
ただ、以下のような基本的な2つの点はそろえて計算しています。
- 保険期間:60歳まで
- 給付金額:月10万円
こうした点を踏まえて、おすすめ順でランキングにしています。
就業不能保険を選ぶ際の参考にしていただければとても嬉しいです。
ランキング結果
(クリックしていただくと各項目まで移動します。)
状態 | 判定要件 |
---|---|
入院中 | 病気やケガの治療を目的として、日本国内の病院または診療所に入院している状態 |
在宅療養中 | 病気やケガにより、日本の医師の指示を受けて日本国内の自宅等で在宅療養をしている状態 |
精神疾患(うつ等) | 妊娠・出産 | むち打ち症 | 薬物依存 |
---|---|---|---|
対象外 | 対象 | 対象外 | 対象外 |
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
加入可能年齢 | 20~60歳 | |
給付開始までの免責期間 | 60日または180日 | 選択可能 |
就業可能後の保険金給付 | 無し | 給付停止 |
就業不能時の保険料免除 | 無し | 就業不能状態では保険料は免除されない |
その他の保険料免除 | 有り | 所定の高度障害状態 |
加入年齢 | 男性の保険料 | 女性の保険料 |
---|---|---|
20歳 | 1,847円 | 2,102円 |
30歳 | 2,390円 | 2,452円 |
40歳 | 2,958円 | 2,589円 |
50歳 | 3,702円 | 2,855円 |
【保険料条件】給付額:10万円 保険期間:60歳 免責期間:60日
状態 | 判定要件 |
---|---|
入院中 | 治療のために入院した場合 |
在宅療養中 | ①治療の必要から医師より絶対安静の指示を受けた場合 ②医師により日常生活に著しい支障があることを認められた場合 |
精神疾患(うつ等) | 妊娠・出産 | むち打ち症 | 薬物依存 |
---|---|---|---|
対象外 | 対象 | 対象外 | 対象外 |
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
加入可能年齢 | 15~64歳 | |
給付開始までの待機期間 | 7日 | 7日経過後に1日目までさかのぼって給付 |
就業可能後の保険金給付 | 無し | 給付停止 |
就業不能時の保険料免除 | 無し | 就業不能状態では保険料は免除されない |
その他の保険料免除 | 無し |
加入年齢 | 男性の保険料 | 女性の保険料 |
---|---|---|
20歳 | 年間 7,700円 (参考)月 約641円 |
|
30歳 | ||
40歳 | ||
50歳 |
【保険料条件】給付額:1日3,000円
はたらく力は、パルシステムが組合員向けに提供している就業不能保険。
良い点は、まず何より保険料が安いこと。
年齢・性別に関係なく、1年間7,700円で保障が受けられる。(3,000円コースの場合)
保険料は年払いとなるが、これを1か月あたりで考えると月641円となり、いかに安いかが分かる。
また、給付開始までの待期期間が7日と非常に短い点も良い。
7日経過時点で1日目までさかのぼって給付を受けることができる。
気になるのは、1年間の保障日数に上限がある点。
3,000円コースであれば、1年間で265日目までしか保障を受けることができない。
1年更新の保険であるため、翌年にはまた1日目から保障を受けることはできるが、長期の就業不能状態に備えるには不安が残る。
保障日数の不安はあるが、あくまでお守り的に安い保険料で就業不能保障を持っておきたい場合にはおすすめできる。
なお、加入するためには1口1,000円~2,000円程度の出資金を支払い、パルシステムの組合員になる必要がある。
状態 | 判定要件 |
---|---|
入院中 | 5疾病※の治療を目的として病院または診療所において入院している状態 |
在宅療養中 | 5疾病※により、医師の指示を受けて自宅等で療養しており、職種を問わず、すべての業務に従事できない状態 |
その他 | あんしん生命所定の要介護状態 |
※がん(悪性新生物)、脳卒中、急性心筋梗塞、肝硬変、慢性腎不全
精神疾患(うつ等) | 妊娠・出産 | むち打ち症 | 薬物依存 |
---|---|---|---|
対象外 | 対象 | 対象 | 対象外 |
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
加入可能年齢 | 15~65歳 | |
給付開始までの免責期間 | ・60日(5疾病) ・180日(要介護状態) |
|
就業可能後の保険金給付 | あり | 給付が継続される |
就業不能時の保険料免除 | あり | 就業不能状態で保険料免除 |
その他の保険料免除 | 有り | 所定の高度障害状態 |
加入年齢 | 男性の保険料 | 女性の保険料 |
---|---|---|
20歳 | 3,530円 | 2,740円 |
30歳 | 4,170円 | 3,360円 |
40歳 | 5,760円 | 4,510円 |
50歳 | 7,920円 | 5,820円 |
【保険料条件】給付額:10万円 保険期間:60歳 給付期間:5年間 保険料割引:あり
家計保障定期保険NEO 就業不能保障プランは、死亡保障+就業不能保障の保険。
良い点は、就業不能保険の中でも次のとおり保障が手厚い点。
- 就業不能給付金の給付が開始されると保険料免除
- 給付開始後に就業可能状態になっても給付継続
この2点を満たしている就業不能保険は多くなく、就業不能状態になってからの保障の手厚さは随一。
また、喫煙の有無による「非喫煙者割引」もあり、タバコを吸わない方の場合安く加入することができる。
ただし、気になる点としては、保障対象が「5疾病」と「所定の要介護状態」に限られており、全ての病気やケガが保障対象になるわけではないこと。
また、多くの就業不能保険と同様、精神疾患も保障対象にならない。
この保険は、死亡保障がセットになっている割に保険料は比較的安めに抑えられている。
そのため、死亡保障と就業不能保障の2つの保障が必要な場合には最もおすすめ。
ただし、就業不能保障だけでの加入ができないため、すでに死亡保険に加入している方はライフネット生命の「働く人への保険2」を検討したい。
特定疾病 | 所定の状態 |
---|---|
がん(悪性新生物) | 加入から91日目以後、保険期間中に生まれて初めて所定のがん(悪性新生物)と診断確定された場合 |
急性心筋梗塞 | 治療を目的とした手術 または 20日以上の入院 |
脳卒中 |
精神疾患(うつ等) | 妊娠・出産 | むち打ち症 | 薬物依存 |
---|---|---|---|
対象外 | 対象外 | 対象外 | 対象外 |
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
加入可能年齢 | 20~70歳 | |
給付開始までの免責期間 | 無し | 免責期間は無い |
就業可能後の保険金給付 | 有り | 給付継続 |
就業不能時の保険料免除 | 有り | 就業不能状態で保険料免除 |
その他の保険料免除 | 有り | ・上皮内新生物の診断確定 ・所定の高度障害状態 ・所定の身体障害状態 |
加入年齢 | 男性の保険料 | 女性の保険料 |
---|---|---|
20歳 | 3,040円 | 5,760円 |
30歳 | 3,830円 | 7,800円 |
40歳 | 4,950円 | 9,400円 |
50歳 | 5,690円 | 6,460円 |
【保険料条件】給付額:10万円 保険期間:60歳 有期年金プラン
働くあなたにやさしい保険は、他の就業不能保険よりも保障対象となる疾病は少ないものの、とても手厚い保障内容となっている。
良い点は、就業不能保険金給付までの免責期間が存在しないこと。
通常、他の保険では60日の免責期間が設けられているが、それがないため、就業不能状態になった場合にすぐ給付が開始される。
また、保険料免除条件も就業不能保険の中でも随一と言って良いくらい条件が良い。
以下のいずれかに該当すれば保険料が免除されるが「上皮内新生物」も対象となっている点が非常にレア。
- 就業不能給付金の給付開始
- 上皮内新生物の診断確定
- 所定の高度障害・身体障害状態
気になるのは、対象が3つに限定されている点と女性の保険料が高い点。
女性の保険料は、若い内の女性のがん罹患率が男性より高いため仕方がないものの、それでも男性に比べて2倍程度高くなってしまっている。
保障対象となる疾病は3つに限定されるが、これらは日本人の死因の約46.5%を占めるものであるため、広範囲をカバーすることはできる。
特に、病気での就業不能への備えを優先したい場合には、最もおすすめできる。
なお、資料請求をネット上で行えないが、保険見直し本舗等での相談時にもらうことができる。
状態 | 判定要件 |
---|---|
入院中・在宅療養中 | ①対象の病気で、国民年金法に基づき障害等級2級の状態に該当していると認定されたとき ②対象の病気で、約款所定の特定就労不能障害状態になったとき |
精神疾患(うつ等) | 妊娠・出産 | むち打ち症 | 薬物依存 |
---|---|---|---|
対象外 | 対象 | 対象 | 対象外 |
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
加入可能年齢 | 18~70歳 | |
給付開始までの免責期間 | 無し | 免責期間が無い分、疾病ごとの要件が細かく決められている |
就業可能後の保険金給付 | あり | 給付が継続される |
就業不能時の保険料免除 | あり | 就業不能状態で保険料免除 |
その他の保険料免除 | 有り | ・所定の高度障害状態 ・三大疾病保険料免除(新保険料払込免除特約) |
加入年齢 | 男性の保険料 | 女性の保険料 |
---|---|---|
20歳 | 3,340円 | 2,330円 |
30歳 | 3,640円 | 2,600円 |
40歳 | 3,960円 | 2,690円 |
50歳 | 今回の試算時の条件では加入不可 |
【保険料条件】Ⅲ型 給付額:10万円 保険期間:60歳 保険料割引:SD非喫煙者優良体
&LIFE 新総合収入保障は、死亡保障+就業不能保障の保険。
死亡保障のみのⅠ型に「要介護」と「障害状態」の保障を付けたⅡ型と、そこにさらに就業不能状態の保障を付けたⅢ型がある。
今回はⅢ型の場合で保険料を計算している。
良い点は、就業不能状態での保険料免除や、給付開始後の給付継続など、あんしん生命の場合と同様に保障が手厚い点。
また、こちらも健康状態や喫煙の有無による保険料割引があり、全て条件を満たせれば保険料がかなり安くなる。
加えて、就業不能状態の要件に「60日の免責期間が無い」と言うのが非常に大きな特徴。
ただしその分、対象となる疾病はある程度限定されており、疾病ごとに該当するための細かい条件が決められているため、必ずしも他の就業不能保険に比べて要件に該当しやすい等いわけではない。
あんしん生命と同様、死亡保障+就業不能保障となっている保険であり、2つの保障がほしい場合にはぜひ検討候補に加えてほしい。
ただし、他の収入保障保険よりは、就業不能状態の該当の有無が分かりづらい。
そのため、加入を検討する際には、保険見直し本舗等で保険の専門家に相談してみることを強くおすすめする。
状態 | 判定要件 |
---|---|
入院中 | 医師による治療が必要であり、かつ自宅などでの治療が困難なため、病院または診療所に入り、常に医師の管理下において治療に専念すること |
在宅療養中 | 医師による治療が継続しており、かつ日本国内にある自宅など(障害者支援施設などを含む)で、医師の管理下において計画的な治療に専念し、自宅などからの外出が困難な状態 または、所定の特定障害状態に該当した状態(短期給付金) または、国民年金法で定める障害等級1級または2級に認定された状態(長期給付金) |
精神疾患(うつ等) | 妊娠・出産 | むち打ち症 | 薬物依存 |
---|---|---|---|
対象外 | 対象外 | 対象外 | 対象外 |
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
加入可能年齢 | 18~60歳 | |
給付開始までの免責期間 | 60日 | |
就業可能後の保険金給付 | 無し | 給付停止 |
就業不能時の保険料免除 | 無し | 就業不能状態では保険料は免除されない |
その他の保険料免除 | 無し |
加入年齢 | 男性の保険料 | 女性の保険料 |
---|---|---|
20歳 | 2,420円 | 2,470円 |
30歳 | 3,010円 | 3,040円 |
40歳 | 3,560円 | 3,500円 |
50歳 | 4,510円 | 4,180円 |
【保険料条件】給付額:10万円(短期・長期) 保険期間:60歳
給与サポート保険は、就業不能保険の中でも特に知名度が高い保険となっている。
良い点は、1~17回目までの給付(短期給付金)と、18回目以降の給付(長期給付金)の給付額を別個に設定できるところ。
この仕組みがあることで、傷病手当金制度の有無によって保障内容を設計することができる。
ただし、次のような気になる点もある。
- 保険料免除制度が一切ない
- 「妊娠・出産」による就業不能状態が対象外
また、保障内容的にはライフネット生命の「働く人への保険2」と近いが、結構保険料の差が大きい。
そのため、やや保険料が割高な印象がある。
知名度が高い保険ではあるが、保障内容や保険料を考えると、できれば別の保険を選んでおいた方が良いだろう。
状態 | 判定要件 |
---|---|
入院中 | ①5疾病※の治療を目的として入院しており、すべての業務に従事できない状態 ②所定のストレス性疾病による入院 |
在宅療養中 | ①5疾病※により医師の指示を受けて自宅等で療養しており、すべての業務に従事できない状態 |
※悪性新生物・脳卒中・急性心筋梗塞・肝硬変・慢性腎不全
精神疾患(うつ等) | 妊娠・出産 | むち打ち症 | 薬物依存 |
---|---|---|---|
対象 | 対象外 | 対象外 | 対象外 |
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
加入可能年齢 | 20~60歳 | |
給付開始までの免責期間 | 60日 | |
就業可能後の保険金給付 | 有り | 給付期間が残っていれば残存期間中給付 |
就業不能時の保険料免除 | 無し | 就業不能状態では保険料は免除されない |
その他の保険料免除 | 有り | 所定の高度障害状態 |
加入年齢 | 男性の保険料 | 女性の保険料 |
---|---|---|
20歳 | 2,290円 | 2,195円 |
30歳 | 3,255円 | 3,020円 |
40歳 | 5,025円 | 4,295円 |
50歳 | 8,335円 | 6,635円 |
【保険料条件】給付額:10万円 給付期間:5年 保険期間:60歳
くらすプラスは医療保障も付いた就業不能保険。
(正確には就業不能保障が付いた医療保険。)
良い点は、他の就業不能保険では保障対象外となっている「ストレス性疾患」(精神疾患)が保障対象である点。
精神疾患によって仕事ができなくなる場合を想定すると、ストレス資性疾患でも保障されるのはありがたい。
ただし、ストレス性疾患で就業不能状態と認められるためには入院が60日を超える必要があり、在宅療養では認められない。
なお、気になるのは、就業不能給付の期間が次のいずれかのみであること。
- 2年
- 3年
- 5年
- 10年
他の就業不能保険のように、就業不能状態が続く限り保険期間まで給付が受けられるものではないため、場合によっては就業不能状態が続いているのに途中で給付が受けられなくなる可能性もある。
安全策を取れば給付期間は10年を選びたいが、そうすると保険料がかなり高くなってしまうという問題もある。
ストレス性疾患が対象になるというメリットはあるが、現状ではちょっと扱いづらい保険だといえる。
状態 | 判定要件 |
---|---|
入院中 | 自宅等での治療が困難なため、病院または診療所に入り、常に医師の管理下において治療に専念している状態 |
在宅療養中 | 入院しないでその身体障害(疾病・ケガ)につき医師の治療を受けている状態 |
その他 | 所定の後遺障害(高度障害状態) |
精神疾患(うつ等) | 妊娠・出産 | むち打ち症 | 薬物依存 |
---|---|---|---|
対象外 | 対象外※ | 対象外 | 対象外 |
※特約で「妊娠に伴う身体障害補償特約」を付ければ補償対象
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
加入可能年齢 | 15~63歳 | |
給付開始までの免責期間 | ・60日 ・90日 ・180日 ・365日 |
加入時に選択 |
就業可能後の保険金給付 | 無し | 就業可能時は給付停止 |
就業不能時の保険料免除 | 無し | 就業不能状態では保険料は免除されない |
その他の保険料免除 | 無し |
加入年齢 | 男性の保険料 | 女性の保険料 |
---|---|---|
20歳 | 1,920円 | |
30歳 | 2,110円 | |
40歳 | 3,400円 | |
50歳 | 4,560円 |
【保険料条件】給付額:10万円 保険期間:5年 給付金期間:60歳まで
リビングエールは、3年 または 5年ごとに更新が必要な定期保険。
名前は「所得補償保険」だが、補償の仕組み的には生命保険会社の就業不能保険と特に変わりはない。
気を付けたいのは、保険の更新ごとにその年齢で保険料が再計算され値上げされるということ。
また、一度保険金請求をしていると、傷害の状況によっては次の更新時に断られたり、保障対象外の特別条件が付けられたりする可能性がある。
更新ができないと、保険金給付期間が過ぎてしまったら補償が受けられなくなるという大きなデメリットがある。
一見保険料は安いが、更新時の不安があるため、当サイトとしてはおすすめできない。
求める保障と保険料のバランスをとって選びたい!
ご覧いただいたとおり、就業不能保険・所得補償保険は保障内容の充実度の差が大きいです。
また、世の常と言うかなんというか、保障の充実度は保険料に比例しています。
保険料が高い就業不能保険では次のような点が優れています。
- 就業可能後も給付金が停止しない
- 就業不能時点で保険料が免除される
- 死亡保障も付いている
このように、保険料が高いものはその分手厚い保障が得られるのですが、無理に加入して保険料が家計を圧迫してしまっては本末転倒です。
あくまで、求める保障と保険料のバランスをとって加入を考えることが大切です。
健康保険に傷病手当金制度が有る「会社員や公務員」の方であれば、就業不能保障は最低限の備えでも問題ないでしょう。
その場合、保険料が安めのものでも、働けない場合の備えとして安心感があります。
専門家の意見を聞いてみることもおすすめ
正直なところ、就業不能保険は自分だけで検討するのはなかなか難しい保険です。
その理由は、保険ごとの保障内容の違いが大きく、どの程度まで備えるべきかということも分かりづらいためです。
そこでおすすめなのが、保険の専門家に相談してアドバイスをもらう、と言う方法です。
実際に、私も初めて生命保険に加入した際から、保険の専門家でである保険相談サービスのFP(ファイナンシャルプランナー)さんに相談しています。
FPさんは相談者に最適な保険をアドバイスするプロです。
相談者の次のような情報を基に、その人に最適な保険を提案してくれます。
- 家族状況
- 収入
- 加入している社会保険
- すでに入っている保険
- 貯蓄状況
私は何社にも相談して話を聞いてみていますが、相談は無料ででき、話を聞いてみて結果的に保険に加入しなかったとしても特に問題ありませんでした。
就業不能保険を選ぶ際にはとても頼もしい存在ですので、ぜひ一度話を聞いてみてください。
きっと、安心できる良い就業不能保険と出会うことができるはずです。
私が就業不能保険加入前に利用してみた保険相談サービスをランキングにしました
働く人への保険2は、特に安い保険料で就業不能保障が確保できるため多くの人におすすめできる。
良い点は、給付開始までの免責期間が選択でき、また、当初の給付額を半減するハーフプランが選べること。
この2つの選択肢があることで、社会保障制度に違いがある「自営業」と「会社員・公務員」の場合で、加入する内容をそれぞれ最適化することができる。
また、就業不能状態での保険料免除はないが、高度障害状態を対象とした保険料免除は付いている。
保険料が安い就業不能保険だと、高度障害状態での保険料免除も付いていないことが多いため、この点はメリットだといえる。
次のようなデメリットはあるものの、その分大幅に保険料が安く設定されているため、やむを得ない点だといえる。
以上の点から、安い保険料で必要十分な就業不能保障がほしい方には最適。
家計にも優しく保障が得られる。
ただし、多少保険料が高くても、手厚く死亡保障もセットになったものが良い場合には不向き。
そうした方の場合には、あんしん生命の「家計保障定期保険NEO」の方を選びたい。