ファイナンシャル・プランナーの専門分野や資格の関係を紹介

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保険相談を行う「ファイナンシャル・プランナー」とは何者?

悩む主婦

 

保険相談サービスで相談をしてみようと思っているんですが、相談する相手ってどんな人なんでしょうか?
保険会社の社員の方ですか?


 

こんにちは!
ファイナンシャル・プランナー兼サラリーマンのFP吉田です。

 

以前は、保険に入る場合には保険会社の担当者から加入することがほとんどでした。
そのため、保険相談サービスでの相談相手を保険会社の社員と思われる方もいるようです。

 

でも、実は相談相手は保険会社の社員ではありません。
保険相談会社のファイナンシャル・プランナー(FP)です!

 

ファイナンシャル・プランナーという単語はこのサイトでもよく出てきますし、私自身もファイナンシャル・プランナー資格を持っています。
では、ファイナンシャル・プランナーとはいったい何者なのでしょうか?

 

このページでは、保険相談をまだ利用したことがない方や、ファイナンシャル・プランナーのことを知りたい方に向けて、ファイナンシャル・プランナーの専門分野や資格の種類について分かりやすくご説明します。
では、始めましょう!

 

ファイナンシャル・プランナーはお金の専門家!

家族とファイナンシャル・プランナー

ファイナンシャル・プランナーは、お金に関する専門家です。
特に、普段の生活の身近にあるようなお金について専門知識を持っています。

 

身近にあるお金と言うと次のようなものがあります。

  • 資産運用
  • 保険(生命保険・損害保険)
  • 社会保険
  • 税金
  • 教育費
  • 住宅ローン
  • 相続や遺言
  • 不動産

これらは、実際にファイナンシャル・プランナーの試験で問題が出題される分野です。
こうしたお金についての知識を活かして、相談者の人生設計を行うのがファイナンシャル・プランナーのメインの仕事です。

 

そして、保険相談会社や保険ショップに所属しているFP(ファイナンシャル・プランナー)は、特に生命保険に関するプロフェッショナルとなっています。
相談者の状況や備えたいものを探りながら、具体的にどの保険会社のどの保険で備えていくのが良いのかを提案してくれます。

 

生命保険のことを考えていく際には、社会保険や税金の知識も必要となります。
そのため、FPはそうした知識も動員しながら、相談者の人生設計に合わせて保険を選んでくれます。

ファイナンシャル・プランナーは1級・2級・3級がある国家資格

1・2・3級のファイナンシャルプランニング技能士試験

試験勉強

FPの資格は、正確には「ファイナンシャル・プランニング技能士」と言います。
これは国家資格で、1~3級までに分かれています。

 

試験実施団体には次のとおり2つあります。

  1. 日本FP教会
  2. 金融財政事情研究会(通称:きんざい)

それぞれの団体の試験は、学科試験と実技試験に分かれています。
そのうち学科試験は2団体とも共通で、実技試験はそれぞれの団体で異なる問題が出題されます。

 

ただ、どちらの団体の試験で受かっても「○級ファイナンシャル・プランニング技能士」を名乗ることができます。
特に合格団体による資格の違いはありません。

 

3級のファイナンシャル・プランニング技能士試験

3球のファイナンシャル・プランニング技能士試験は、FP技能士試験の入り口となる試験です。
受験資格も「FP業務に従事している者 または 従事しようとしている者」となっており、だれでも受験することができます。

 

試験では「学科試験」と「実技試験」が出題されます。
(「実技試験」は実技とついていますが筆記試験です。)

 

誰でも受けられるとはいえ、試験自体は専門的な問題が出題されます。
そのため、当然ながらちゃんと勉強しないと合格することはできません。

 

2級のファイナンシャル・プランニング技能士試験

2級のファイナンシャル・プランニング技能士試験は、3級よりも受験難易度も問題の難易度も上がります。
試験では「学科試験」と「実技試験」が出題されますが、3級の試験より、より専門的な内容となっています。

 

誰でも受験できるわけではなく、次の4つの条件のうちどれか1つを満たす必要があります。

  • 後述するAFP認定研修を修了した者
  • 3級のFP技能検定試験に合格した者
  • 2年のFP業務経験がある者
  • 金融渉外技能審査3級に合格した者

 

これらの中で最も王道のルートは、「3級の試験に合格した者」です。
3級の試験に合格さえできれば、2級の受験資格を与えられます。

 

1級のファイナンシャル・プランニング技能士試験

1級のファイナンシャル・プランニング技能士試験は、受験をするだけでも難易度が高いです。
まず、1級のファイナンシャル・プランニング技能士の資格を取るためには、「実技試験」に合格することが必要となります。
(後述しますが「学科試験」は必須条件ではありません。)

 

実技試験の受験条件

実技試験の受験条件は次のとおりとなっています。

  • 1級のFP技能検定試験の「学科試験」に合格した者
  • 後述するCFP認定者
  • CFP資格審査試験の合格者

 

まず王道のルートは、1級の学科試験に合格するルートです。
ただ、それ以外のルートとして「CFP認定者・合格者」というものが出てきます。
CFPについては後述しますが、高水準の専門知識を持つと認定を受けたFPです。

 

学科試験の受験条件

実技試験を受けるための条件の1つである「学科試験」を受けるためにも、次のような条件があります。

  • 2級のFP技能検定の合格者で、なおかつ1年以上のFP業務の実務経験のある者
  • 5年以上のFP業務の実務経験のある者

 

ポイントは、2つの条件のどちらにも「FP業務の実務経験」が必要であるということです。
つまり、ペーパー試験の対策だけでは1級の学科試験は受けられないことになります。

 

このように、1級のFP技能士は実務経験も持ち合わせた専門家であるといえます。

認定を受けた上位資格である「AFP」と「CFP」

上位資格である「AFP」と「CFP」試験

続いて、先ほどの説明の中で出てきた「AFP」と「CFP」についてご説明します。
これらは、簡単に言ってしまうと、高水準の専門知識を持っていると認定されたFPになります。
AFPが2級相当、CFPが1級相当の資格となっています。

 

AFPとは?

FPの講習

AFPとは「アフィリエイテッド ファイナンシャル・プランナー(Affiliated Financial Planner)」の略称です。
これを直訳すると「加盟しているファイナンシャル・プランナー」となります。

 

通常、FPは先程の1~3級の試験に合格すれば「ファイナンシャル・プランナー」を名乗ることができます。
しかし、AFPは「日本FP協会」が実施している講習を2年ごとに受講し、日本FP協会に登録していないと名乗ることができません。
そのため、AFPは「最新知識を持っている」と認定を受けているFPであるといえます。

 

AFPになるためには、次の3つの条件すべてを満たす必要があります。
(満たす順番はどれからでも構いません。)

  • 2級FP技能試験に合格
  • AFP認定講習を修了
  • 日本FP教会に登録

 

王道なルートは、2級試験合格→AFP認定講習を修了→日本FP協会に登録となります。
2級試験に合格していないとなることができないため、AFPは2級試験の知識を持った上位資格であるといえます。

 

CFPとは?

続いてはCFPです。
CFPとは「サーティファイド・ファイナンシャル・プランナー(Certified Financial Planner)」の略称です。
直訳すると「認定されたファイナンシャル・プランナー」です。

 

AFPと同様、2年ごとの講習の受講が義務付けられており、日本FP協会によって認定されます。
AFPと異なるのは、CFPは世界24か国で導入されている最高水準のFPの資格であるという点です。

 

CFPになるためには、次の4つの条件すべてを満たす必要があります。

  • 3年以上の実務経験
  • AFP認定者
  • CFP資格審査試験6科目に合格
  • CFPエントリー研修を受講し修了

 

AFPの資格が必要であり、更に3年の実務経験も必要です。
そのため、1級以上に資格取得難易度の高い試験となっています。

 

資格審査試験も高難易度の問題が出題されるため、CFPの資格を持っているFPは特に高い専門知識を有したFPであると言えます。

複雑な各FP資格の関係性を図で説明します

各FP資格試験の関係を図で説明

ここまで5つのFPの資格を説明してきましたが、正直なところ関係性が複雑で、言葉だけだとよくわからないと思います。
そこで、図で簡単にまとめてみました。

ファイナンシャルプランニング技能士試験の関係図

生命保険分野以外を専門とするFPもいます

FPは生命保険分野以外にも存在する

さまざまなFP

ここまで、ファイナンシャル・プランナーの専門分野や資格のことをご紹介してきました。
世の中には、生命保険だけに限らず、さまざまな分野を専門とするFPがいます。

 

例えば、銀行には住宅ローンの相談を行うためにFP資格を持った銀行員の方もいます。
また、会社で社会保険などの実務を行うためにFP資格を取っている会社員の方もいます。

 

私も、会社で次のような業務を担当しており、専門的に仕事を行うためにFPの資格を取りました。

  • 社会保険
  • 税務手続き
  • 団体保険(生命保険)

このサイトは、そうした知識を活かして作成しています。

 

保険相談サービスを利用した際に相談をする相手は、生命保険を専門とするFPとなります。
そうしたFPが、各生命保険会社の商品の中から、自分に最も良いものを選んでくれます。
そのため、生命保険加入前に相談するには最適な相手です。

 

もちろん、生命保険以外の社会保険や税についての知識も持っているため、相談時には気軽にいろいろと聞いてみてください。
保険のことを含め、日常のお金についてのさまざまな不安や疑問に答えてくれるはずです。

 





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