生命保険2つの資料請求サービスのメリット・デメリットとは？

資料請求サービスってどうなの？

こんにちは！
ファイナンシャルプランナー兼サラリーマンのFP吉田です。

生命保険加入前に比較検討をする方法の1つとして、資料請求サービスがあります。
私も初めて保険に入ろうとしたときに何社か使ってみたことがあります。

ただ、一言で「資料請求サービス」と言っても、2つの種類があるのはご存知ですか？

もし、資料請求を行おうと思っている場合には、どちらの資料請求サービスであるのかを理解しておかないと、知りたい情報をちゃんと得られないこともあります。

このページでは、

• 生命保険の資料請求サービスを利用しようと考えている人
• 生命保険を比較検討したいと考えている人

に向けて、2つの資料請求サービスの違いや、それぞれのメリットやデメリットを分かりやすくご説明します。
では、はじめます！

資料請求サービスそのもののメリット

通常、生命保険のパンフレットと言った資料は、保険ショップなどの店頭でもらうようになります。
また、保険相談サービスを利用した際に、FP（ファイナンシャル・プランナー）から手渡されることもあります。

しかし、生命保険の資料請求サービスを利用すると、インターネット上の手続きだけで資料を取り寄せることができます。

そのため、自宅にいながらにしてパンフレットなどの資料を入手することができます。
そして、気に入った保険があれば、郵送で資料をやり取りするだけで加入することもできます。

これは、近くに保険ショップがない方や、仕事が忙しくて保険ショップに行く暇がない方にとってはありがたいですよね。
この点は、資料請求サービス自体の大きなメリットであるといえます。

資料請求サービスそのもののデメリット

資料請求サービスでは、基本的には自分で資料を見て保険に入るかを決めることとなります。
そのため、やや保険の知識が必要となってきます。

この点は、保険選びの難易度が少し高いという意味でデメリットであるといえます。

ただ、資料請求を行った会社の担当者に電話で質問をすることはできます。
そうすることで、ある程度のことは教えてもらうことは可能です。

ここまでは、資料請求サービスそのもののメリットとデメリットをご説明しました。
ただ、最初にご説明したとおり、資料請求サービスと言っても2つの種類があります。

それは次の2種類です。

1. 生命保険会社の資料請求サービス
2. 保険代理店の資料請求サービス

これらの2つでは、入手することができる資料が異なってきます。
以下で、それぞれの仕組みやメリット・デメリットを個別にご紹介します。

生命保険会社の資料請求サービスの仕組み

まず1つ目が、生命保険会社の資料請求サービスです。
この場合、生命保険会社に直接保険の資料請求を行います。

この場合の生命保険会社というのは「○○生命」というような、よく名前を聞く生命保険会社のことです。
こうした生命保険会社に直接資料請求を行う方法です。

生命保険会社の資料請求サービスのメリット

生命保険会社に直接資料請求サービスを行うことには、次のようなメリットがあります。

1. 電話で正確な説明を聞くことができる
2. しつこい営業はほぼない

電話で正確な説明を聞くことができる

メリットの1つ目は、電話で正確な説明を聞くことができるということです。

資料が届いた後、パンフレット等を見て分からないことがあれば電話で担当者に質問をすることができます。
その際の質問相手は、生命保険会社の社員となります。
そのため、間違いのない正確な答えをもらうことができます。

例えば保険料の計算についても、その場でさまざまなパターンを教えてもらうことができます。

しつこい営業はほぼない

2つ目のメリットは、しつこい営業電話がほぼないということです。

後述する保険代理店の場合、中には何度か営業電話がかかってくることがあります。
しかし、生命保険会社への資料請求の場合、しつこい営業電話はほとんどありません。
（資料請求後に、確認の電話がかかってくることはあります）

生命保険会社の資料請求サービスのデメリット

生命保険会社への資料請求によるデメリットは「1社の生命保険しか検討することができない」という点です。

生命保険会社に資料請求をする場合、当然ながらその会社の保険資料しか取り寄せることはできません。
そのため、複数社の保険を一括して取り寄せたい場合には不向きです。

もし、他社の保険と比較して検討したい場合には、自分で複数社から取り寄せる必要があり、やや手間がかかります。

保険代理店の資料請求サービスの仕組み

2つ目が、保険代理店の資料請求サービスです。
保険代理店の資料請求サービスでは、生命保険会社に直接ではなく、保険代理店に資料請求を行います。

すると、保険代理店が扱うことができる生命保険会社の資料をまとめて送付してくれます。

保険代理店への資料請求のメリット

保険代理店に資料請求を行う場合のメリットは、「複数の生命保険会社の資料を一括で取り寄せることができる」という点です。

保険代理店では、複数の生命保険会社と提携し、それらの保険加入の仲介をしています。
そのため、保険代理店に申し込むだけで、一気に数社～数十社の資料を集めることができます。

生命保険会社に直接請求する場合に複数社のものを手に入れるためには、1社ずつ手続きをしないといけません。
しかし、保険代理店ではその手間を省くことができます。

また、加入時にも、個別に保険会社に連絡をしなくても保険代理店経由で加入することができます。

保険代理店への資料請求のデメリット

保険代理店に資料請求を行う場合のデメリットは、次の2つです。

1. 複数の保険の比較を自分で行わなければいけない
2. 営業電話がややしつこい場合がある

1．複数の保険の比較を自分で行わなければいけない

デメリットの1つ目は、複数社の保険の比較を自分でしなければいけないということです。

保険代理店への資料請求サービスを利用すると、複数社の保険の資料が送られてきます。
多くのものの中から選べる点はメリットではあるのですが、反対に、どれを選べば良いのかを自分だけで決めなければいけないのはデメリットとなってしまいます。

例えば、保険相談サービスであれば、保険の専門家が複数の保険の中から最適な保険を選んでくれます。
しかし、資料請求サービスでは保険を選ぶのはあくまで自分です。

もちろん、保険代理店の担当者に電話でいろいろ質問をすることは可能です。
ただそうは言っても、電話での相談となるため、対面での相談と比較すると、得られるアドバイスには限りがあります。
このように、自分だけで加入する保険の事を考えていかねければいかないという点はデメリットであるといえます。

2．営業電話がややしつこい場合がある

2つ目のデメリットは、営業電話がややしつこい場合があるということです。

これは、全ての保険代理店に当てはまるわけではありません。
ただ、私が資料請求を行った何社かからは、結構営業電話をもらいました。
でもこれは、資料請求サービスを行っている保険代理店の仕組み上仕方のないことでもあります。

保険代理店は資料を送るだけではなく、そのあとに保険に入ってもらわないと利益が出ません。
保険代理店が利益を得る仕組みはこのようになっています。

保険代理店も営利企業であるため、資料の送付後は保険に入ってもらえるべく電話で営業を行います。
そこではっきりと断ることができればよいのですが、はっきりと断れない場合には、その後も何度か電話がかかってくるようになります。

同じ資料請求サービスで比較しても、生命保険会社に直接資料請求を行った場合に比べると、営業電話は多い印象を受けました。
そのため、この点はデメリットであるといえます。

上手にメリットを活かそう

ここまで、各資料請求サービスのメリットやデメリットをご紹介してきました。

「営業電話」という点でのデメリットはやや気になる点ではありますが、本当に入りたい気になる保険があるのであれば、電話でじっくりと相談してみるのも1つの方法です。
その上で、もし必要ないと判断した場合にはハッキリと断れば良いのです。

資料請求サービスは、自宅にいながら各種保険の資料を入手できるというのが最大のメリットです。
近くに保険ショップがない方や、忙しくてなかなか保険相談サービスを利用できない方にとっては、役に立つ有り難いサービスです。

生命保険に加入する方法はさまざまありますが、資料請求サービスを利用する際には、ぜひそのメリットを活かして行ってみてください。

なお、私は、資料請求サービスでさまざまな資料を取り寄せた後、専門家の意見も聞いてみたくなり、保険相談サービスを利用しました。
ご興味がある方は、ぜひそちらについての説明もご覧ください。