保険会社の営業外交員から保険に加入するのってどうですか?
保険相談にはどんなメリットがあるのか?
会社で保険会社の営業さんから生命保険の提案を受けています。
話を聞いていると悪くはなさそうなので入ってみようかなと思っているんですが、こうやって保険に入るのって問題ないでしょうか?
こんにちは!
ファイナンシャルプランナー兼サラリーマンのFP吉田です。
会社員の方であれば、一度くらい会社で保険の勧誘をされたことがあるのではないでしょうか?
私も、社会人になりたての頃に、3社の生命保険会社のお姉さんたちからお昼休みに営業を受けていました。
その際、色々と話を聞いた結果、1つの生命保険に加入した経験があります。
(もう10年以上の前の話ですが…。)
保険会社の外交員の方から保険に入るのは決して悪いこととは言いませんが、ぜひ気を付けておきたい点もあります。
そこで、このページでは次のような方に向けて、営業外交員の方から保険に加入して実感した、メリットとデメリットをご紹介します。
- 保険会社の営業外交員から提案を受けている方
- 生命保険への加入を検討している方
それでは、始めます!
保険会社の外交員から保険に入ることのメリット
営業外交員の方から保険に入る3つのメリット
まず、保険会社の外交員の方から保険に入る場合のメリットをご説明います。
私が実際に相談して感じたメリットは次の3つです。
- 自分の会社の保険であるため詳しく説明を受けることができる
- 加入後には外交員の方が担当者となってくれる
- 提案時や契約時に自分から足を運ぶ必要がない
1.自分の会社の保険であるため詳しく説明を受けることができる
1つ目のメリットは、外交員の方が保険を熟知しているという点です。
営業外交員の方が提案している保険は、自社(○○生命)の保険商品のみです。
そのため、内容を熟知しています。
保障金額を変えたり、払込完了年数を変えたり等のさまざまなパターンの保険料を知りたい場合には、細かく対応してもらうことができます。
また、分からない点についても質問すれば確実に応えてもらうことができます。
2.加入後には外交員の方が担当者となってくれる
2つ目のメリットは、営業外交員の方が、保険加入後に各種手続きの担当者になってくれるというものです。
生命保険は、加入後にもさまざまな手続きを行うことがあります。
- 住所変更手続き
- 保険金受取人変更手続き
- 保険見直し
加入後にこうした手続きが必要になった場合には、加入時の営業外交員の方が担当者となって手続きを仲介してくれます。
外交員の方に一言お願いすれば書類を準備してくれるので、いちいち自分で書類を取り寄せる必要がないというのはメリットであるといえます。
3.提案時や契約時に自分から足を運ぶ必要がない
3つ目のメリットは、契約時などに自分から足を運ぶ必要がない、ということです。
営業外交員から保険に入る場合には、提案から加入手続きまでを自分の会社で行うことになります。
(別の場所を指定すれば場所を変えることもできます。)
そのため、あえて自分から時間を作って保険会社に訪問する必要がありません。
これは、忙しい方にとってはメリットであるといえます。
保険会社の外交員から保険に入ることのデメリット
営業外交員の方から保険に入る場合の2つのデメリット
続いては、保険会社の外交員の方から保険に入る場合のデメリットです。
これには2つのデメリットがあります。
- 複数の保険会社の保険を比較することができない
- 担当者が退職して変わってしまうことが多い
1.複数の保険会社の保険を比較することができない
デメリットの1つ目は、複数の保険会社の保険を比較することができないという点です。
これは、営業外交員の方から保険に入る場合の最大のデメリットであるといえます。
生命保険会社の営業外交員の方は、自社の保険商品しか提案することができません。
そのため、他の保険と比較するということができません。
(比較したい場合には、自分で他の保険会社の保険を取り寄せて比較するしかありません。)
生命保険は、保険会社それぞれで保障内容や保険料が異なります。
例えば、「死亡保険」であれば次のような点です。
- 設定できる死亡保険金額
- 死亡保険金の支払い条件
- 保険料の金額
このような違いがあるため、内容を比較して自分の希望に最も適したものを選ぶことが大切です。
そうすることが、無駄な保障を付けることの防止になり、保険料の節約にもつながります。
もしかしたら、より自分に合う保険が他社にあるかもしれません。
それを知らないまま保険に入ってしまう可能性があるのはデメリットであるといえます。
2.担当者が退職して変わってしまうことが多い
デメリットの2つ目は、担当者となった外交員の方が退職してしまう場合が多いということです。
メリットで上げたことですが、保険加入後には外交員の方が手続きの担当者となってくれます。
ただ、保険会社の外交員の方は割とすぐ退職してしまうことが多いです。
私が知っている範囲では、外交員の方は若い女性であることが多いため寿退職が多かったです。
(私が保険に入った外交員の方も、1年後には退職してしまいました。)
担当者が退職した場合には、後任の方に引継ぎはされます。
しかし、実際に保険に入った場合の担当者ではないため、何か手続きをお願いする際には、また1から話をする必要があります。
せっかく自分の保険加入状況を理解している外交員の方が担当者となったとしても、すぐに退職してしまっては意味がありません。
そのため、担当者がすぐに変わってしまう可能性があるのではデメリットであるといえます。
納得できる保険があれば加入後のフォローを確認してから加入しよう
良い保険であるならば加入後のことも確認しておこう
ここまでご紹介してきたとおり、保険会社の外交員の方から保険に入る場合、他の保険会社との比較ができないというデメリットがあります。
しかしながら、保険商品が良くないものであるというわけではありません。
提案を聞いてみた上で、本当に良いものだと思える場合には加入しても良いでしょう。
ただ、その場合には、加入後のフォローのこともしっかりと確認しておきましょう。
先程デメリットとして挙げた、担当者が退職してしまった場合の手続きのことです。
そうした場合に、しっかりと引継ぎを行い手続き上の不具合が生じないのであれば、加入後にも安心できると言えるでしょう。
もし、提案を受けて気になる保険があれば、外交員の方にいろいろと質問をして保障内容をしっかりと確認するようにしましょう。
そのように保険の事をじっくりと検討して、ぜひ、自分が納得できる良い保険を見つけてくださいね。