老後の生活費や葬儀費用に備えるための生命保険を紹介します

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主に老後の自分のために保険で備えておきたい

説明するFP吉田

 

生命保険を考える上で見落としがちなのが、自分のための保険です。

 

主に、自分の老後に備えるために生命保険を使用します。
自分の老後に備えるというのは、死亡時への備えも含みますが、主に老後の生活を支えるという意味合いが強くなります。

 

このカテゴリでは、そうした自分の老後に備えるための生命保険についてご紹介していきます。


 

老後に備えるために考えたいポイントは2つ

生命保険の役割を人生に沿って考えた場合、社会人になり、家族が増えるタイミングでは主に家族のために保険を使う機会がほとんどです。
ただ、老後になってくるとその使い方が変わってきます。
家族のためではなく、「自分のため」に生命保険を使うことになります。

 

「自分のため」というのは、「自分の老後に備えて」とも言い換えることができます。
そうした、自分の老後に備えるということを考えた場合には、備えるべきは2つあります。

  1. 老後の生活資金
  2. 自分の死亡時の費用

老後の生命保険の活用場面

 

自分の老後のために保険を考える場合には、主に上記の2つのポイントで使用するために加入するようになります。
以下では、それぞれの場合に分けてどのような保険を活用していくのか説明していきます。

老後の生活資金の一部を積み立てる「個人年金保険」

老後を迎える夫婦

老後の生活資金と言った場合にまず思い浮かぶのが、国民年金や厚生年金と言った「公的年金」の存在だと思います。

 

ただ、ご存じのとおり公的年金では、老後に十分安心できる金額を受取ることができるとは言い難いです。
また、将来にわたって年金額が減額されていく可能性もあります。

 

そうした場合に備えて、自分のための年金を積み立てておくのが「個人年金保険」です。
個人年金保険では、加入した時点から、60歳などの設定した年齢まで保険料を積み立てます。
そして、60歳や65歳から自分用の年金として受給を行います。

 

ポイントは、積み立てた金額にいくらか利息が上乗せされたものを受け取ることができるということです。

 

このように、個人年金保険は公的年金だけでは不足しがちな老後の生活資金を自分で準備するための保険です。
税金面でのメリットもあるため、そうした点も含めて個人年金保険のことを考えてみましょう。

自分の死亡時の費用を「終身死亡保険」で準備する

もう1つの老後の自分のためのお金が「死亡時の費用」です。
これはすなわち葬儀費用のことです。

 

葬儀費用と言った場合には大きく分けて次の2つがあります。

  1. お葬式代
  2. お墓代

 

実は、これら2つにかかる費用はおおむね300~400万円となっています。

 

こうした費用を遺族に負担させないために使われるのが終身保険(終身死亡保険)です。
終身保険は、加入者が亡くなった際に必ず保険金が支払われる保険です。
そのため、生前から300~400万円の死亡保険金額を目安に終身保険に加入しておきます。

 

相続税の節税機能等もある

終身保険は相続税の節税に使えたり、老後資金としての積み立てに使えたりもします。
このように非常に便利な保険なのですが、必ず保険金が支払われる分保険料が高く、ちゃんと使用目的を考えて加入することが特に大切な保険でもあります。

 

そんな終身保険について、仕組みや選び方をご紹介していきます。

 

老後や死亡後に備える『終身保険』を分かりやすく

老後のための保険選びは老後になる前から考えておきたい

老後資金の説明

ここまでご紹介してきた2種類の保険が、主に老後の自分のために活用できる保険です。

 

どちらも見ていただくと分かるとおり、お金を貯める「貯蓄機能」を持った保険となっています。
医療保険等のように、病気になった場合に備えるものとはまた違った保険です。

 

お金を貯めるという機能を持っているため、1つ大切なことがあります。
それは、老後を迎える前に加入しておかなければいけないということです。

 

老後のためのお金を貯める保険である以上、老後を迎えてから貯め始めては意味がありません。
老後を迎える前の40代、遅くとも50代には加入をしておきたいです。

 

ただ、老後資金は、その人それぞれで受給できる公的年金額や貯金額に違いがあります。
そのため、人それぞれ自分に合った保険や保障金額を選んで行く必要があります。

 

ぜひ、老後を迎える前に、一度じっくりとお金のことを考えてみてください。
そうすることで、いざ老後を迎えた場合でも安心が得られるはずです。